カップのアイスクリームを彫って人気キャラクターを作る「アイスアート」がTwitter上で話題になっています。アイスで作られたサンリオ、すみっコぐらし、ちいかわ、くまモンなどのキャラは思わず「かわいい!」と叫んでしまいたくなるほどの出来栄えです。この涼しげでキュートなアートを作っている「アイスアートっ子」(@sao_ice_art)さんを取材し、制作の裏側に迫りました。
アイスアートは、基本的に定番の人気アイス「エッセルスーパーカップ」を使って作られます。アニメや漫画、ゲームなどの多種多様なキャラクターが作られ、輪郭はもちろんのこと鮮やかな色味まで繊細に再現されています。
7月4日には、当日が誕生日である千葉県船橋市の非公認キャラクターで“梨の妖精”ふなっしーのアイスアートを公開。愛らしいふなっしーの姿が完全再現されており、ネット上で「色味が鮮やかで綺麗!ふなっしーかわいい!」「めっちゃ可愛い~!」「かわいいアイスアート、ありがとうございます!」などと絶賛の声が相次ぎました。
制作者の「アイスアートっ子」さんを取材し、アイスアートを始めたきっかけを聴きました。
「小さいころから絵を描くことや細かい作業が好きで、SNSが普及してきた7年ほど前から様々なアートに興味を持つようになりました。その中でアイスアートを知り、せっかくなら好きなキャラクターを作ってみたいと思い、試しに彫って作ってみたのがきっかけです」
かなり繊細な作業が必要になりそうですが、一つの作品を完成させる為に使用する時間はどれくらいなのでしょうか。
「スプーンと竹串で彫って作るのですが、さすがに溶けてきてしまうので途中で冷凍庫に戻しながら作っています。5分ほど経ったら、いったん冷凍庫に戻して、固まったらまた続きを彫る…という作業を、題材にもよりますが4回ほど繰り返しています。作業時間自体は20分ぐらいですが、途中で冷凍庫にしまって固めている時間を含めると2時間ぐらいです」
さらに気になる疑問として、作品を完成させる上での苦労を聴きました。
「なるべく忠実に再現するために、違う色のアイスを乗せたり、凹凸を出しながらキャラクターの表情などを再現するよう心がけています。目や鼻などの小さいパーツを、竹串を使ってアイスで表現する細かさがやはり大変です」
「アイスアートっ子」さんのTwitterでは、このほかにもさまざまなキャラクターのアイスアートが公開されています。暑い季節に一服の清涼剤になりそうなアイスアートを、ぜひチェックしてみてください。
取材協力者:アイスアートっ子🍨