Collection

松坂桃李、「ワクワクしたから」俳優になった理由を小学生相手に告白

作家・吉村昭による小説を実写映画化した『雪の花―ともに在りて―』(1月24日公開)。その親子特別試写イベントが1月7日、都内の小学校で実施され、主演の松坂桃李、共演の芳根京子、そして小泉堯史監督が参加した。

本編を鑑賞した同校に通う5年生から6年生の生徒とその両親併せて250人の前に登場した主演の松坂と共演の芳根。福井藩の町医者・笠原良策を演じた松坂は、大歓声が上がる中で「映画のお話、わかりましたか?」と呼び掛けて「ハーイ!」との子供たちの元気な声を得ると「良かった~!(時代劇なので理解してもらえるか)ドキドキして不安でしたが、こうして皆さんに時代劇というものを届ける事が出来て本当に嬉しいです」としみじみ喜んだ。一方、良策を支える妻・千穂役の芳根も「このような機会はなかなかないのでドキドキしていましたが、皆さんのお顔を見ることが出来て本当に嬉しく思います。この作品で時代劇デビューした子たちもいるのかなと思うと凄く嬉しいです」と柔和な表情を見せた。

また松坂は、本作を観た子供たちの受け取り方については「観た感想そのままを素直に受け取って欲しいです。それぞれの感想をお持ちだと思いますが、皆さんが感じ取ったものをそのまま持っていただければ僕はそれで大満足です」とそれぞれの感受性に期待。芳根は「皆さんが映画を観て感じたことに間違いはないと思います。お家に帰ったらお父さんやお母さんと感想を言い合っていただけたら嬉しいです」と家族との共通の話題になるよう願っていた。

参加した在校生からの質問に答える企画も実施。「笠原さんの様に立派な人になるには、どんな事を心がければよいですか?」という質問に松坂は「立派な人って、立派な人になろうと思って立派な人になったわけではないと思います。笠原さんも立派になりたくて医者になったわけではなくて、医者になって沢山の人を助けたいという気持ちや志が周りの人から見たら立派だったのだと思います」と述べて「君も好きな事ややりたい事に一生懸命になれば、立派な人になれると思いますよ」とアドバイス。これに芳根も「優しさを忘れず、周りの人に感謝しながら伸び伸び成長してくださいね」とエールを送っていた。

さらに松坂は「どうして俳優のお仕事を選んだのですか?」という質問に、「ワクワクしたからかもしれない。興味があるとか自分の好きな気持ちが凄く大事だと思う。それを頼りにしたらこの仕事に行きつきました。それが長く続けられるコツだと思います」と実感を込めて回答。生徒に向けて「周りの言葉に左右されず、自分の好きな気持ちを大事にすることで自分の本当にやりたいことが見つかるはずです」と呼び掛けていた。

RELATED

PAGE TOP