人生のささやかな喜びや世代を超えた家族の物語を綴る『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』(10月24日公開)がついに完成!9月18日には丸の内ピカデリーにてプレミア先行上映会が実施され、W主演の豆原一成(JO1)と市毛良枝が上映前舞台挨拶に参加した。

大学生の拓磨を演じた豆原は、拓磨の祖母・文子を演じた市毛をエスコートしながらの登壇となったが、「めちゃくちゃ緊張してエスコートもどちらに行けばいいのかわからなくなった」と照れ笑い。市毛が「ファンの皆さんごめんなさい。手を繋いで出てきてしまいました。頼もしかったです」とニッコリすると、豆原は「エスコート、人生で初めてやりました!」と嬉しそうだった。

市毛との初共演に豆原は「大先輩の市毛さんとご一緒するプレッシャーはあったけれど、こんな貴重な機会もうないだろうと。共にW主演で作品を作れるのは光栄で、これからの人生でここが良い経験になるだろうと思った」としみじみ。超ベテランゆえに市毛に勝手に恐怖心を抱いていたそうだが、実際は「とても優しくて。撮影中は筋トレの話をしたりして仲良くさせてもらいました!」とその人柄に感謝していた。

市毛も豆原について「凄いアイドルの方だと聞いていたけれど、普通にこのままでいてくれて。凄く馴染んで家族のようになっていました」と好青年ぶりに目を細めて、豆原も「途中から本当の孫とおばあちゃんみたいになれた気がします」とニッコリだった。

市毛からのサプライズで、豆原への思いをしたためた手紙が読まれた。「数年後にまたお会いできるなら、その時は夢の進捗状況も根掘り葉掘り伺いたいし、ダンスや筋肉の話をしたり、同じような時間が流れるといいなと楽しみにしています。豆原さんはこれからもたくさんの夢を実現していくのでしょう。きっと見たこともない大きな世界を見ることもあるでしょう。どんな出会いが待っているのか楽しみです。夢見たことのために小さな努力を重ねた自分を忘れないでくださいね」との手紙の言葉に、豆原は思わず感涙。

「泣いていません!目から汗が出ただけ」などと強がって笑わせるも、「撮影に入るまで緊張してプレッシャーを感じていたけれど、頑張れ俺!みたいな感じでやっていて、撮影で色々なところに行かせていただき、その隣には毎回市毛さんがいらした。こんなに素敵な機会を頂いて嬉しかったですし、このような素敵な手紙も頂けて…本当にありがとうございます。またどこかで御一緒したいです」とボロ泣きで、手紙を書いた側の市毛も「世界に羽ばたいてください!」と二人して泣いていた。