いろいろなものの値上げが止まらない今日この頃。スーパーに行くといつも通りの買い物なのに「またお会計が高くなってる!」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんな価格高騰の世の中でも、「食費は押さえたいけど、おいしいものが食べたい!」という希望を叶えてくれるのが、もやしや豆腐などの価格が安定して安い食材たちです。
そこで、今回は節約食材代表の「もやし」を使った、筆者おすすめレシピを3つご紹介したいと思います。

「もやし」といえば、なんといっても「値段が安い!」というイメージですが、腸内環境を整えてくれる食物繊維や、むくみ対策に欠かせないカリウムなどの体に嬉しい栄養素が含まれている食材でもあります。値段が安い分、たっぷり食べることで野菜不足解消にも役立ちますので、さっそく今夜のメニューに加えてみてはいかがでしょうか。
もやしとちくわのゆかり和え

材料(4人前)
〇もやし 1袋
〇ちくわ 2本
〇ゆかり 2~3グラム
〇ごま油 少々
作り方
①もやしをざるに開け、水洗いしたらよく水を切る。

②フライパンにごま油を入れ、中火で温める。
③調理用のハサミでちくわを5ミリほどの幅に斜め切りし、フライパンに入れる。
※調理用のハサミを使うことで、まな板や包丁を洗う手間が省けます。

④ちくわに焼き色がついたら強火にし、もやしを入れる。


⑤さっと炒め、全体に油が回ったらゆかりを振り入れる。
⑥軽く炒め、ゆかりが全体になじんだら完成。


ごま油のいい香りが鼻をくすぐり、食欲を刺激するこちらの料理。一口食べれば、ごま油とゆかりの風味が口に広がります。炒める前によく水を切ったことでシャキシャキ食感がキープされたもやし、ごま油を使って焼き色を付けたことでコクと香ばしさがプラスされちくわの組み合わせがよく合います。さっと作れるので、「時間がないけど、あと一品追加したい!」というときに嬉しいレシピです。千切りにしたニンジンを足すと、彩りもよくなり栄養価もアップするのでおすすめです。
もやしとしらすの卵炒め

材料(4人前)
〇もやし 1袋
〇しらす 20グラム
〇卵 1個
〇マヨネーズ 10グラム
〇サラダ油 少々
〇醤油 少々
作り方
①もやしをざるに開け、水洗いしたらよく水を切る。
②卵はボールで溶いて、マヨネーズを入れ混ぜる。

③フライパンにサラダ油を入れ、強火で温める。
④フライパンにしらすともやしを入れ、さっと炒める。
⑤しらすともやしをフライパンの端に寄せ、空いたところに②の卵を入れる。

⑥卵に半分ほど火が入ったら全体を炒める。

⑦醤油を振り入れて調味をしたら完成。

こちらは我が家の子どもたちが大好きなメニュー。しらすの塩味とマヨネーズを入れて炒めたことでふんわりした卵とのバランスがたまらなくおいしく、箸が進むこと間違いなしです。細切りにしたピーマンも一緒に炒めると、苦みがアクセントになって、晩酌にぴったりなおつまみになりますよ。
もやしと切り干し大根とベーコンのガーリックスープ

材料(4人前)
〇もやし 1袋
〇切り干し大根 30グラム
〇ベーコン 20グラム
〇ニンニクチューブ 2センチ
〇コンソメキューブ 2個
〇水 800cc
〇醤油、塩コショウ 少々
作り方
①もやしはよく水洗いする。
②切り干し大根はよく洗って水で戻し、軽く水を切ったら食べやすい長さに切る。

③ベーコンは食べやすい幅に切る。
④切り干し大根、ベーコン、ニンニクチューブ、コンソメキューブ、水を鍋に入れ中火にかける。

⑤沸騰したらもやしを入れ、強火にする。

⑥再度沸騰したら火を消し、醤油、塩コショウで調味して完成。

こちらは、筆者のらくちんレシピ。鍋にどんどん食材を入れて煮ていくだけなので、その間にほかの料理を作っておくことができます。切り干し大根やベーコンは調理用のハサミで切ってもOK。もやしを入れて再沸騰後すぐ火を消すことで、もやしのシャキシャキ食感を残しています。
もやしに切り干し大根の食感が加わり、噛み応えたっぷりのまさに「食べるスープ」ともいえる一品です。ガーリックの風味が食欲をそそり、モリモリ食べられます。水に溶けやすいカリウムなどの栄養素を丸ごと食べられるので、栄養も満点。さらに細切りにした玉ねぎを入れると、甘さやコクがプラスされ、味が驚くほどグレードアップします。
今回ご紹介したのは、我が家で大好評のレシピです。包丁やまな板を使わなくても作れる上、短時間で完成するものばかり。もやしのシャキシャキ食感が食べ応えバツグンで、お財布もお腹も大満足すること間違いなし!
もやしは賞味期限が短いイメージがありますが、冷凍保存も大丈夫。まとめ買いしてストックしておくと、いざというときにとっても役立つ食材です。
先の見えない価格高騰で、お財布も苦しい状況が続きますが、もやしを使っておいしく楽しく食卓を囲んでみませんか?