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【花が知りたい!】vol.2:ヒガンバナの仲間「ナツズイセン(夏水仙)」

【花が知りたい!】に立ち寄っていただき、ありがとうございます。こちらの記事では、「街に咲く季節の花の名前を知っていたらいいのにな~」とふと思ったニュースネクスト編集部の1人が、写真とともに花の名前や特徴などなどを紹介していきます!今月の花は「ナツズイセン(夏水仙)」です。

こちらがナツズイセンです。ヒガンバナ科ヒガンバナ属、別名はケイセイバナ。古い時代に中国から渡来した植物で、人里近くの草地や土手で見つけることができます。

葉がスイセンに似ており、夏に開花するのが名前の由来です。「夏に咲くスイセン」ではないようです。

ピンクに見える花びらの内側に、ブルーの線が走っているのがとてもきれいだなと感じたことから、私はこの花の名前が知りたくなりました。花びらに走っている線が、ブルーに染まっているように見えるのが繊細でかわいいです。よく見ると、ピンク色にも濃淡があります。

ナツズイセンの特徴の1つとして、葉と花は同時期には見られません。葉は早春に伸びて長さ20~30cmとなり、初夏になると葉が枯れ、花茎が高さ50~70cmまで伸びるそう。この特徴は近縁種である「ヒガンバナ」と同じです。

私が撮影したこちらのナツズイセンは、1番大きなもので40cm程と少し小ぶりでした。

花が元気に咲いているのを確認できたのは1週間ほど。花が閉じた後に観察してみると、緑色の実のような袋ができているのを見つけました。春にでてくる葉と、来年また花が咲いている姿を見るのが楽しみです。

花期は8~9月のため、まだ咲いている場所はあるかもしれません!ナツズイセンだけでなく、同じ特徴を持った「ヒガンバナ」もあわせて、ぜひ探してみてくださいね。

【花が知りたい!】vol.2は「ナツズイセン(ナツズイセン)」でした。引き続き、不定期で街に咲く季節の花を紹介していきたいと思います!

参考にした文献
林 将之(監修).ネイチャー・プロ編集室(編著).葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑.初版.ナツメ社.2014.319p

mizu

vol.1はこちらから
【花が知りたい!】vol.1:真夏に咲き続ける「サルスベリ(百日紅)」

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