日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行う一般社団法人 日本エスニック協会は、毎年恒例、5月29日(S29)エスニックの日に合わせて「日本エスニック協会が予測する“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング」の結果を発表!海外旅行人気も復活となった今、注目を集めている。
昨年は「カオソーイ」「バインミー」「フムス」といった、東南アジアの各国料理が上位ランクインとなり、今年は上位3つのメニューが同率1位という驚きの結果に。
▷同率1位 プーパッポンカリー(タイ)
「辛くないエスニック料理として大注目!蟹のカレー粉炒め」
ポルトガルからインド、中国を経由して伝わったこの料理、タイで中華系タイ料理の店やシーフードレストランにて非常に人気がある。材料に使われる蟹の種類で人気なのは、主に“ノコギリカザミ”と呼ばれる種類で、肉厚で身入りが良く、甘く食べ応えがある。その蟹をぶつ切りにして、スパイシーなカレー粉と卵で絡ませ、ここに決め手となるチリインオイル(にんにく、玉ねぎ、唐辛子、干し海老を炒めた薫り高いオイル)をたっぷりと加えることによって、味に深みと奥行きを醸し出す。辛い物が苦手な方でも楽しめるタイ料理として人気。
▷同率1位 ラープ(タイ)
「東北地方発の定番スパイシーサラダ料理」
ラープは、お肉や魚などをハーブ、唐辛子、ナンプラー、ライム、煎り米粉で和えたもの。もともとは東北地方の料理で、今ではバンコクのお惣菜屋さんやレストランでも定番の料理。また、ラープ味のスナック菓子は、お土産として観光客にも人気で日本人にもよく知られたタイ料理のひとつ。サラダ感覚で食べられること、具材のアレンジができることなどから、日本でも中食である総菜を扱う専門店がメニューに取り入れたりして認知度が増した傾向にあり、清涼感もあって夏にぴったりの料理。
▷同率1位 バクテー(マレーシア/シンガポール)
「マレーシア/シンガポールの医食同源の漢方スープ」
バクテーは、マレーシア、シンガポールで食べられている中華系のスープ料理。一般的には共に豚スペアリブを使った漢方スープ。国によって見た目も味も異なり、マレーシアでは福建式の数種類の漢方を効かせたスープの色が濃い目のもので、シンガポールでは潮州式で胡椒やニンニクを効かせたクリアなスープとなる。スペアリブや豚バラ肉を使って温めるだけで食べられるレトルトパック商品が発売されるようにもなった。昨今ではスーパーやコンビニでも販売され、手軽に食べられ、コロナ禍の健康ブームを背景に、東南アジアの漢方スープにも注目が集まっている。
▶「今夏絶対流行るエスニック食ランキング」調査概要
【調査期間】2023年5月12日(金)~5月21日(日)
【対象】日本エスニック協会員
100名
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000026268.html
【NN編集部】