ミステリー小説ランキングを席巻した本格ミステリー作家・深水黎一郎氏による傑作小説を実写映画化した『ミステリー・アリーナ』(5月22日公開)がついに完成!4月22日にはヒューリックホール東京にて完成披露試写会が実施され、主演の唐沢寿明、共演の芦田愛菜、三浦透子、トリンドル玲奈、奥野壮、野間口徹、玉山鉄二、浅野ゆう子、そして堤幸彦監督、さらに原作者の深水黎一郎が登壇した。
満員御礼で迎えたこの日、優勝賞金100億円のクイズ番組「ミステリー・アリーナ」の名物司会者・樺山桃太郎(唐沢)による「ようこそ、ミステリー・アリーナへ!」という煽り映像&スモーク噴射というド派手演出と共に、まずはキャスト&監督陣がステージに並んだ。

主演の唐沢は、BGMに合わせて上半身をノリノリに動かしながら「音楽を聴いちゃうとね!」と笑みを浮かべながら、客席に向けて「こんなに沢山の、今日初めて映画をご覧になる本当に不幸な方々…!」と樺山さながらの毒を吐きつつ「ぜひ楽しんでお帰りください」と呼び掛けた。アフロヘアーの司会者として解答者に毒舌を吐いたり煽ったりと、かなりクレイジーな役どころだが「僕自身やった事のない役で、最後の最後まで救いようのない酷い男。そういった初めての役をオファーしてくれるのは嬉しいです」と新境地を報告した。
これに堤監督は「今回ほど唐沢さんに助けられたことはないです。実は最初の衣装合わせまでは、どういう風なキャラクターにするか悩みました。でも唐沢さんが衣装合わせで『アフロでいいんじゃない?』と言って」と、トレードマークのアフロヘアーは唐沢発信だったと告白。当の唐沢も「原作を読んだイメージでは本当に酷い男だったので、とことん酷くないと他が面白くなくなると思った。やるならとことんやろう」とアイデアの源を述べて、堤監督から「私の設計図より前に全てお見通しだったということ」などと賞嘆されると、「アフロが熱すぎて汗で頭が小さくなった」と苦笑いの唐沢だった。

またIQ180の閃きの天才少女・一子役の芦田は、そんなフルスロットルな唐沢との初共演に「予想以上のダークジョークたっぷりの樺山さんが現場にいらして、圧倒される毎日でした。同時に唐沢さんが待ち時間も役に没頭されている姿を拝見して、自由な役に見えて実は緻密な調整の上に成り立っている役だと思いました」とリスペクトしきり。

一子にだけ見える謎の存在・サンゴ役の三浦は「私の存在は一子にしか見えていないので、2人でお芝居した後に、芦田さんは全く同じことを私がいない状態でもう一度やる。芦田さんはそれをずっと再現されていて、さすがだな……と」と芦田を頼もしいバディだと評していた。
また芦田が「樺山さんと(トリンドル玲奈演じる)玲華さんのダンスシーンが何回か出てくるんですけど、脚本には全く書かれてなくて。現場に行って初めてダンスシーンのあることを知りました」とまさかの舞台裏を明かすと、堤監督は「それも唐沢さんです」とアフロヘアー同様に唐沢発信だと証言した。

これに唐沢は「最初は一人でアドリブで踊るつもりが、ビシッとした振付を付けられて。それが結構辛かった」と苦笑いで、共に踊ることになる樺山のアシスタントガール・モンテレオーネ怜華役のトリンドルも「台本をいただいた時はダンスがあるのを知らなくて。動画が5、6個送られてきて簡単なダンスでは全然なくてギョッとしました」と大パニックだった様子。焦ったトリンドルは急いで堤監督と唐沢に会いに行ったものの、初対面の唐沢から「余裕だよ、こんなの。なんで来たの!?」と言われてしまったという。
「初対面だったのでコワッ…!と思った」と唐沢に怯えたトリンドルだったが「唐沢さんは練習当日から完璧すぎてビックリしました。カッコ良かったです!」とプロ意識にすっかりメロメロだった。