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<訪問介護・看護スタッフの7割超が”直行直帰”勤務>「給与計算が合っているか不安」8割以上が感じるリアルな悩み|プロキャス調べ

高齢化が進む日本において、訪問介護・看護スタッフの存在はますます重要になっています。そんな現場では今、どのような働き方が広がっているのでしょうか。株式会社PROCANが運営する労務管理システム「プロキャス訪問サービス」が実施したアンケート調査の第一弾の調査では、訪問介護・訪問看護スタッフの約7割が仕事を「好き」と回答し、やりがいの高さが見られる一方、働き方の改善を望む声も多いことが明らかになりました。
そこで第二弾では、訪問サービスならではの働き方である”直行直帰”の実態や、現場における業務管理の状況、DXツールの利用状況について調査を実施。
現場からはどのような声が挙がったのでしょうか。

株式会社PROCANでは、訪問型支援サービスに特化したシフト・労務管理システム”プロキャス訪問サービス”を展開しています。こちらのサービスは、勤怠管理や現場スタッフのスケジュール管理、請求書発行など一気通貫で行うことが可能。現場スタッフや管理者の業務負担の大幅な削減に貢献しています。

7割以上が”直行直帰”中心 訪問サービス特有の働き方

プロキャス訪問サービス調べ


訪問介護・訪問看護スタッフに、日々の業務で現場へ直行直帰する頻度をたずねたところ、「ほぼ毎日」が31.7%、「週に数回」が43.9%、合算して75.6%が直行直帰中心の勤務であることが分かりました。スタッフがそれぞれ利用者宅へ向かう分散型の勤務形態は、訪問サービスならではの働き方として現場に広く定着しているようです。

8割以上が感じる「業務管理」への不安

プロキャス訪問サービス調べ


直行直帰型の勤務の中で、働きづらさや不安を感じる場面について聞いたところ、

  • 勤務時間のカウントが正確か分からない 89.4%
  • 情報・認識のズレ 88.9%
  • 急なスケジュール変更 86.7%
  • 給与計算が合っているか不安 85.5%
  • 申告漏れ・入力ミス 85.0%

と、いずれの項目でも8割以上が不安を感じている結果となりました。

現場が分散しているからこそ、勤務時間や給与計算、情報共有の見えにくさが不安につながっているのかもしれません。”ちゃんと記録されているのだろうか”という小さな心配が、積み重なっていく実情が浮かび上がります。

業務管理は「専用システム」へ移行しつつも、紙も根強く残る

プロキャス訪問サービス調べ


業務管理の方法について調査したところ、専用システムの利用状況は以下の通りでした。

  • 出退勤報告 50.4%
  • シフト提出 39.6%
  • 現場情報の確認 43.9%
  • 終了レポート 43.2%

専用システムの利用は4〜5割に広がっており、デジタル化への移行が着実に進んでいることが分かりました。一方で、終了レポートでは3割以上が依然として紙を使用。デジタルと紙が併存している現場の姿が見えてきます。

DXで「業務負担が減った」は55.8% でも、合わないと逆効果に

専用システムやアプリを利用しているスタッフに業務負担の変化を聞いたところ、「負担が減った(大きく減った・やや減ったの合算)」が55.8%と半数以上に。

プロキャス訪問サービス調べ

ただし、「変わらない」が31.6%、「負担が増えた(やや増えた・かなり増えたの合算)」が12.7%という回答も。「負担が増えた」と答えた方からは、”同じ内容を複数入力する必要がある”、”確認・修正に時間がかかる”、”現場の業務に合っていない”といった声が上位に挙がりました。

ツールの導入自体が目的になってしまうと、かえって現場の負担を増やしてしまうこともあるようです。現場の働き方に寄り添った設計・運用こそが、DXの効果を引き出す鍵になりそうです。

67.6%が「何らかの改善を実感」 一方で、届いていない声も

プロキャス訪問サービス調べ

訪問介護・訪問看護の分野では、処遇改善や働き方改革が業界全体の課題となっています。直近1年での賃金・処遇の変化を問うたところ、67.6%が何らかの改善を実感していると回答。具体的には、

  • 基本給の引き上げ 48.9%
  • 手当の増額 38.8%
  • 勤務条件の改善 36.7%

といった内容が挙がりました。一方で、**32.4%が「特にない」**と回答しており、改善の実感には差があることも示されています。取り組みが進む中でも、その恩恵がすべての現場に届いているわけではない現実も、見逃せない結果です。

現場の働き方に合った仕組みを、一緒につくっていくために

今回の調査では、直行直帰という訪問サービスならではの働き方の中で、業務管理への不安を抱えるスタッフが多いことが明らかになりました。またDXについても、使い方次第で現場の負担を増やしてしまうケースがあることも浮き彫りに。便利なはずのツールが、かえって働きにくさを生んでしまっているとしたら、それは本末転倒です。

現場が変わり続ける訪問業務だからこそ、直行直帰を前提とした仕組みづくりが求められています。業務管理の不安がなくなることで、スタッフが”ケアだけに集中できる”現場が当たり前になっていきますように。


※この記事は、プロキャスが実施したアンケート調査の結果をもとに執筆しています。

▶調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査地域】全国
【調査対象】訪問介護・看護スタッフとして働く20歳以上の男女
【サンプル数】139人 
【調査期間】2026年2月20日(金)~2月25日(水)

【ニュースネクスト編集部】

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