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モバイルオーダー、約半数の人が利用経験あり 使いやすさなど課題も

株式会社New Innovationsは「モバイルオーダーに関するアンケート」を実施し、400名から回答を得た。徐々に浸透しつつあるサービスのメリットや消費者ニーズが明らかになるとともに、課題も浮き彫りとなった。

■約半数がモバイルオーダーの「利用経験あり」

モバイルオーダーを利用したことがあるか、という質問に対しては、「使ったことがある」が51.8%、「使ったことはない」が48.3%となり、約半数が利用経験あり、という結果となった。過去調査の結果と比較すると、少しずつモバイルオーダーの利用者が増加していることがわかる。

■利用者の約7割が定期的にモバイルオーダーを利用

モバイルオーダーを「使ったことがある」と回答した人に利用頻度を尋ねたところ、「月1回以下」が33.8%で最も多くなったものの、約7割の人が定期的にサービスを利用しており、週1回以上利用している人も半数近くいることがわかった。

■メリットから消費者ニーズが明らかに

モバイルオーダーを利用したことがある人に、モバイルオーダーのメリットを尋ねると、「注文をするまでの待ち時間が減る」が70.5%で最も多くなった。続く「会計をするまでの待ち時間が減る」と「商品が提供されるまでの待ち時間が減る」をまとめると、全体の88.4%が待ち時間削減に関してメリットを感じていることが明らかになった。
いわゆる「タイパ」を意識している消費者が多いと読み取れる一方で、「商品をゆっくり選べる」も37.2%の人に選択されていることから、忙しない日常の中でもマイペースに商品を選びたい、というニーズもあることが伺える。

■今後の課題は「簡単、わかりやすい」がカギに

モバイルオーダーで今後改善してほしい点については、「会員登録など事前の設定を簡略化してほしい」が33.3%で最も多く、「わからないことをすぐ解消できるようにしてほしい」が29.8%、「利用できる店舗を増やしてほしい」が21.5%と続いた。「利用できる店舗を増やしてほしい」が前回よりも減っていることから、利用可能店舗が徐々に増えてきていることが推測できる。
上位2項目に加え「メニューなどの情報をもっと充実させてほしい」、「操作を簡単にしてほしい」も一定数選択されていることから、今後の課題としては「より簡単に、見やすく、わかりやすく」といったキーワードが挙げられるだろう。

■約75%の人が今後もモバイルオーダーの利用に前向き

今後のモバイルオーダーの利用意向について尋ねたところ、「状況に応じて店舗での注文とモバイルオーダーを使い分けたい」が51.0%で最も多く、「モバイルオーダー対応店舗ではなるべく利用したい」が24.0%と続き、現時点でも約75%の人がモバイルオーダーの利用に前向きであることがわかった。また、「モバイルオーダーが改良されたら利用したい」が14.8%と、今後のサービス改善が利用者拡大に繋がる可能性があることも明確になった。

▶調査概要
【調査名称】モバイルオーダーに関するアンケート
【調査対象】東京都、神奈川県、大阪府在住の20〜50代の男女
【調査方法】 インターネット調査
【調査期間】 2023年8月28日
【有効回答数】400件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

アンケート引用元:New Innovations

【ニュースネクスト編集部】

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