横浜在住のパンマニアである筆者がお届けするシリーズ第6回。今回は横浜を飛び出して、2026年3月28日にグランドオープンを迎え、山手線新駅直結の「100年先の未来の街」として話題をさらっている高輪ゲートウェイシティを訪ねました。

お目当ての店は、ニュウマン高輪North2階。あの鋳物ホーロー鍋ブランドが手がけるベーカリー『VERMICULAR POT MADE BAKERY(バーミキュラ ポットメイドベーカリー)』です。すべてのパンを職人が専用のミニ・バーミキュラで焼き上げる贅沢なスタイルは、パン好きのみならず多くの方を虜にしています。さっそく、看板メニュー2種をテイクアウトして実食!
水を使わない贅沢さ!バーミキュラの鍋で煮込んだ、肉厚ゴロゴロの無水カレーパン

まず手に取ったのは、同店の代名詞ともいえる「バーミキュラの無水カレーパン」(税込580円)。トレイに乗せた瞬間、そのずっしりとした重みに驚かされました。自宅で軽くリベイクすると、表面のカリッと感がさらに際立ち、香ばしいスパイスの香りが漂います。

一口かじると、生地のカリッという小気味よい音が響きます。中から溢れ出したのは、パンの中に入っているとは思えないほど、本格的に煮込まれたカレーそのもの。実はこれ、水を一滴も使わず野菜の水分だけで旨みを凝縮させた無水調理で仕上げられているのだそう。一般的なカレーパンにありがちなペースト状のルーではなく、ホロホロに解けるお肉や甘みの強い人参が、形を残したままゴロゴロと転がり込んできます。

スパイスの香りは本格的ながら、野菜の濃厚な甘みが後を引く……。もはやパンを器にした煮込み料理と呼ぶのがふさわしい、マニアも納得の逸品です。
お鍋で丁寧に炊き上げた、スイーツ級のとろける自家製クリームパン

続いては、デザート感覚で選びたい「バーミキュラのこだわりクリームパン」(税込320円)。丸みを帯びた愛らしいフォルムは、どこかお鍋の形を彷彿とさせます。

半分に割ると、中から黄金色のカスタードクリームがお目見え。このクリームも、実は職人がバーミキュラの鍋を使って手作業により炊き上げているというから驚きです。口に運んだ瞬間、そのなめらかさに思わず息を呑みました。卵のコクがしっかりと感じられるのに、後味は驚くほど上品でさっぱり。鍋でじっくり熱を通すことで、素材の風味が最大限に引き出されています。クリームを包み込む生地は、鍋焼き特有のしっとり・ふんわりした優しい食感。

甘すぎず、それでいて満足感は抜群。仕事帰りや週末のご褒美に、ゆっくりと味わいたい大人のためのクリームパンでした。

一度食べれば、きっとあなたもこの唯一無二の食感と味のファンになるはず。パンマニアが自信を持っておすすめする“究極の鍋焼きパン”を、ぜひ皆さんも一度体験してみてはいかがでしょうか。
▶店舗情報
【店舗名】VERMICULAR POT MADE BAKERY
【住所】東京都港区高輪2丁目21-1 NEWoMan高輪 North2F
【営業時間】10:00~20:00
【定休日】年中無休(ニュウマン高輪に準ずる)
※パンが売り切れ次第、ドリンクのみの営業。
公式Webサイト
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