近年、ふわふわの羊毛を専用の針で刺し固めるなどして動物などを形づくる「羊毛フェルト」の人気が高まっています。SNS上に作品を公開する人も増えていますが、そんな中で羊毛フェルトによって制作された「人気ポケモン」が話題になっています。
話題となっているのは、Twitterで公開された作品。羊毛フェルトによって人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン「ゼニガメ」を制作したものです。ゼニガメが笑顔で花冠を抱えており、キュートな表情やポーズは原作以上ともいえる愛らしさ。独特の表情や甲羅などが羊毛フェルトでしっかり再現されています。
これに対し、Twitterユーザーたちからは「ニコニコ笑顔にキラキラなお目め、とってもかわいいです！」「表情がもう愛らしいです…お花持ってるのも好きです」「羊毛でできてるなんて分からないくらいの完成度！」などと絶賛の声が続出しました。
この作品を制作した「ジオくん@羊毛フェルト」（@bsaa_com）さんを取材し、制作の裏側や苦労などについて話を聴きました。
ゼニガメを制作したきっかけを尋ねると、「好きなポケモンなのでいつか作りたいと思っていたのですが、最近アニメを見直した時にハルカのゼニガメがあまりにも可愛かったからです」とのこと。ゼニガメへの愛が作品からも感じられます。
苦労した箇所については「お顔が1番楽しくて1番苦労する箇所です。いつも最後まで作っています」とのことで、作品の制作時間は「小さいものは数時間、ゼニガメサイズであれば10〜30時間ほど、大きいものはそれ以上かかっていると思います」と答えてくれました。
今後、挑戦したいフェルト作品については「いつもは二次創作が中心ですが、今後はリアル動物や一次創作に挑戦してみたいと思っています」との回答。作品の幅を広げていきたいという目標を明かしてくれました。
これほど精巧な作品となると制作は難しいでしょうが、羊毛フェルト自体は誰でも気軽に始められるものなので、気になった人は新たな趣味にしてみるのもいいかもしれません。
取材協力者：ジオくん@羊毛フェルト🐂🐃
執筆者：佐藤勇馬
