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大掃除でママの6割が夫に不満!育児ステージ別に見る家事負担の変化|オキシクリーン調べ

年末の大掃除は家庭によってスタイルが大きく異なりますが、子育て家庭ではさらに“育児ステージ”によってその負担感が変化するようです。

酸素系漂白剤ブランド「オキシクリーン」が、0〜12歳の子どもを持つ母親988名を対象に実施した調査では、「大掃除は簡単に済ませる」という“簡単大掃除”が全体的に多数派となりました。特に、子どもが小学生の「先輩ママ」では約6割が簡単派と回答しています。

一方で、大掃除をめぐる夫の行動に関しては、ママの6割以上が「モヤっとした経験がある」と回答しており、家族の役割分担や期待値が育児ステージとともに変化していることがわかりました。(出典|オキシクリーン調べ

育児ステージで変わる「大掃除の目的」

調査では、回答者を以下の3ステージに分類して分析しています。

  • 新米ママ(0〜2歳):第一子が乳幼児
  • 幼児ママ(3〜6歳):末っ子が未就学児
  • 先輩ママ(7〜12歳):末っ子が小学生

新米ママ:赤ちゃん中心の“守りの掃除期”

新米ママでは「夫婦で協力して行う」が最も高く、赤ちゃんの生活リズムに合わせた“守り重視”の掃除が中心。一方で「自分の時間がとれない」「家事と育児の両立が大変」といった時間的負担が大きい傾向が見られました。

幼児ママ:効率と協力を求めるが、ワンオペ化しやすい時期

幼児ママでは「大掃除は自分中心で進める」が55.0%と最多となり、負担がママに集中しやすくなっています。
また、子どものイヤイヤ期や「自分でやりたい」時期とも重なり、家の中が散らかりやすいことから、「掃除や片付けが思うように進まない」という悩みも多く挙がりました。

先輩ママ:“完璧”を手放し、身の丈大掃除が定着

先輩ママでは「大掃除は簡単に済ませる」が57.7%と最多で、体力や気温など現実的な理由から、ムリをしない掃除スタイルが中心になっています。「掃除や家事の完璧さを求めなくなった」という回答も多く、家庭のペースに合わせた“続けられる掃除”という価値観が浸透しているようです。

ここからは詳しい調査結果を見ていきましょう。

大掃除の主導権はママへ 夫への“モヤっと”は幼児期にピーク

夫婦の関わり方についてたずねた結果では、育児ステージが進むほど「ママ主導」が増えていきます。
新米ママでは「夫婦で協力」が約半数で最多だったのに対し、先輩ママでは26.4%と約半減していることが明らかになりました。

次に大掃除のとき、夫にモヤっとしたことをたずねると、幼児ママでは、夫に対してモヤっとした経験が75.9%と最も多い結果となりました。
自由回答からは、次のような声が寄せられています。

  • 「効率が悪く、時間ばかりかかる」
  • 「お願いしてもすぐに動かない」
  • 「逆に指示されたり、細かいところを指摘される」
  • 「やる範囲が極端に狭く、中途半端に終わることが多い」

このように、“効率のズレ”“主体性の違い”“コミュニケーションのすれ違い”がモヤっとの背景にあるようです。
調査では、「幼児ママは夫へ最も協力を期待する時期である一方、期待値と現実のギャップが不満につながりやすい」と分析しています。

子どもの大掃除デビューは3〜5歳が最多 二極化する“巻き込み方”

子どもが初めて大掃除を手伝った年齢は「3〜5歳」が約4割と最も多く、未就学期からお手伝いが始まる家庭が多いようです。
一方、「まだ手伝わせていない」という家庭も26.1%あり、大掃除の巻き込み方は二極化していました。
背景には、「危なさが心配」「ペースが乱れる」「まだ任せづらい」など、家庭ごとの事情が影響していると考えられます。

子どもに「任せたい掃除」と「任せたくない掃除」

任せたい掃除:安全で成功体験につながるもの(すべて任せたい+部分的に任せたい)

続いて、自分の子どもに任せたい掃除と任せたくない掃除をたずねました。

<任せたい掃除>

  • 洗濯物をたたむ・片付ける(75.8%)
  • テーブルや棚の拭き掃除(72.5%)
  • 床の掃き掃除・掃除機がけ(69.3%)

いずれも失敗が少なく、達成感が得やすいタスクが上位に並びました。

任せたくない掃除:薬剤や衛生面のリスクがあるもの

<任せたくない掃除>

  • 漂白剤や洗剤を使う掃除(56.4%)
  • トイレ掃除(48.6%)
  • キッチン・食卓まわり(44.8%)

薬剤や衛生環境を扱う場面については、「子どもにはまだ危ない」と慎重に判断されていることがわかります。

「完璧じゃなくていい」という価値観が、次のステージへ

調査では、ステージごとに不安や心配ごとも大きく変化していました。

  • 新米ママ:自分時間不足、家事育児の両立の難しさ
  • 幼児ママ:散らかりやすい生活環境による片付けの悩み
  • 先輩ママ:教育費・活動費などの家計負担

一方で、先輩ママでは「掃除や家事の完璧さを求めなくなった」という回答が多く、「赤ちゃんとの時間を楽しんでほしい」「疲れたら休んで大丈夫」といった声が“新米期の自分”に向けたメッセージとして目立ちました。
子どもの成長や生活動線に合わせて、掃除の優先順位や考え方も自然と変わっていく。
今回の調査は、そんな“価値観の変化”を丁寧に浮かび上がらせています。

「夫婦で仲良く掃除していそうな有名人」ランキング

有名人夫婦の掃除イメージについても質問しています。
もっとも「仲良く掃除していそう」と支持されたのは 杉浦太陽さん・辻希美さん夫妻(39.9%) でした。
続く上位は、

  • 庄司智春さん・藤本美貴さん夫妻(26.1%)
  • DAIGOさん・北川景子さん夫妻(22.6%)

いずれも日常的に家事シェアのスタイルを発信している夫婦で、「自然体で協力し合っているイメージ」「家族で楽しそう」といった印象が根付いていると言えそうです。

今回1位だった辻希美さんのYouTube「辻ちゃんネル」でも、今回の調査発信元であるオキシクリーンを使った大掃除の様子が紹介されていました。
このランキングの通り、仲睦まじい様子でお掃除している姿に、ほっこりしてしまいます!
参考|辻ちゃんネル【大掃除第一弾】ずっとやりたかったカーテンやキッチンをたぁくんと大掃除

オキシクリーン“中の人”が語る、がんばりすぎない大掃除のヒント

今回の調査には、「オキシクリーン」の公式SNSを担当し、“ほったら家事®”を提唱する田邊謙司さん(クリンネスト1級)のコメントも添えられています。

田邊さんは、子どものお手伝いについて次のように語っています。

「お手伝いで達成感を得てほしいという思いと、危険な作業は避けたいという親御さんの気持ちが現れている結果だと思います。」

具体的には、洗濯物をきれいにたたむためのコツとして、干す前に生地の端を整えておくだけで、子どもでもきれいに仕上げやすくなるといった“成功体験につながる工夫”を紹介しています。
また、漂白剤に関しては「刺激が強い」というイメージが先行しているものの、酸素系漂白剤や中性洗剤であれば比較的扱いやすく、親子で取り組みやすいとアドバイス。ドラッグストアで一緒に洗剤を選ぶこと自体も、お手伝いへの意欲づけにつながると話しています。

田邊さんが掲げるキーワードは「ほったら家事(R)」。
つけ置きなどの“ながらで進む掃除”を取り入れることで、「見ていない時間で家事が進む」状態をつくる考え方です。負担を軽減できるため、育児中のママを助ける実用的なヒントとして紹介されています。

これからの大掃除は「身の丈」でいい

大掛かりな大掃除が難しい育児期だからこそ、さまざまな工夫が求められています。

  • がんばりすぎない
  • 完璧を求めない
  • 家族で役割をシェアする
  • “ながら掃除”やつけ置きなどの仕組みを使う

夫への不満を抱えるママが6割を超えるという結果は、家事負担が偏りやすい現状を示す数字でもありますが、先輩ママの経験にある“完璧さを手放す”姿勢は、これから育児をする世代にとって大きなヒントになるといえそうです。家庭のペースに合わせて「身の丈の大掃除」を選びながら、新年を気持ちよく迎える準備を進めていきたいものですね。


※本記事は、オキシクリーンが実施した「大掃除に関する調査」をもとに構成しています。

▶調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査地域】全国 
【調査対象】0~12歳の子どもを持ち、夫と同居している母親
【サンプル数】988人  【調査期間】2025年11月14日(金)~11月18日(火)

【ニュースネクスト編集部】

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