一年を通して多くの観光客でにぎわう、静岡県熱海市。特に熱海駅周辺は、新鮮な海鮮や目を引くスイーツなど、いろいろなグルメを楽しむことができます。
中でも行列ができるお店として知られているのが「和栗菓子kiito -生糸-」。京都の人気店である「和栗専門 紗織」 と熱海一の老舗である「古屋旅館」が共同でプロデュースしたお店です。選りすぐりの熊本県上益城郡産である和栗を使ったモンブランが有名ですが、夏場はそのモンブランをトッピングしたかき氷を食べることができます。

お店があるのはJR熱海駅から歩いて12分ほどの所。店頭では、テイクアウトの商品を購入するお客さんで賑わっていました。


お店の中は、シックで高級感のあるデザイン。落ち着いた雰囲気を感じます。

メニューにはいろいろなモンブランかき氷が並んでいます。店員さんによるとモンブランを作る様子を撮影できるとのこと。


待っていると、自分が注文したものを仕上げる際、声をかけてもらえます。こちらがモンブランを作る機械。幅1mmという繊細なモンブランが、かき氷の上にかけられていきます。

注文して10分ほどで届いたのが『綿雪 -watayuki-』(税込2,280円)。モンブランのかき氷に、静岡茶のソース、練乳ソース、熱海産橙のソースが付いてきます。


たっぷりのモンブランがおいしそう!寒天と白玉もトッピングされています。

まずはモンブランとかき氷の組み合わせをいただきます。
生クリーム不使用のモンブランは、和栗の深い旨みと甘さをダイレクトに味わうことができます。ふわふわの氷と合うことで、なめらかになり優しく口の中で溶けていきました。その口当たりの良さがとても上品で、後に残る和栗の優雅な風味に驚かされます。

白玉のもちもち感、寒天の歯ごたえがまたいいアクセントに。
今度は3種のソースをかけて味変を楽しみます。


どのソースも見るからに濃厚。静岡茶のソースは深い苦みが旨みとなり、和栗の風味を引き立たせます。練乳ソースはよりクリーミーな味に。


そして私が一番気に入ったのは、熱海産橙のソース。甘酸っぱさの中に柑橘系特有のフレッシュなコクがあり、モンブランの風味に爽やかさとみずみずしさを加えてくれました。栗と柑橘がこんなに合うとは!

こちらはモンブランかき氷とフルーツのコラボレーションが楽しめる『夏織 -kaori-』(税込2,980円)。パッションフルーツやマンゴーなど、その季節で一番おいしい果物がトッピングされています。新鮮なフルーツとモンブラン、かき氷の調和は贅沢な味わいですよ。

口直しとして梅昆布茶も提供されます。程よい塩味と梅の酸味が食後にぴったりでした。

この日はお盆の終わりの平日14時ころに伺いましたが、イートインはすぐに入店できました。テイクアウトの方は人が途切れることなく、常に列ができていて、食べ歩き目的のお客さんがたくさん訪れていました。テイクアウトとイートインではメニューが異なりますが、時間に余裕がある方はイートインでゆっくりするのもおすすめです。
今回は熱海の人気店「和栗菓子kiito -生糸-」をご紹介しました。夏の熱海でしか食べられない繊細なモンブランのかき氷は、ぜひ一度味わっていただきたい一品です。熱海に行かれた際はチェックしてみてくださいね。
▶店舗情報
【店名】和栗菓子kiito-生糸-
【場所】静岡県熱海市銀座町8-9
【営業時間】10:00~17:00
公式Webサイト
公式Instagram