俳優の横浜流星が29日、都内で行われた映画『正体』初日舞台挨拶に登壇。共演者から意外な一面を暴露された。
主人公・鏑木を演じた横浜について吉岡里帆は「横浜さんは万能すぎる。あらゆるシーンへの適応能力や運動神経、感性とか色々と出来過ぎてビックリすることが多かった」とイメージ通りパーフェクトだったと明かす一方で、「でも唯一、餃子を作るシーンで餃子を作るのが滅茶ヘタでした。これは出来ないんだと思って可愛かった。手こずっていらしゃるのを見て“横浜さんも人間なんだなあ”と思った」と意外な苦手分野にビックリしていた。
森本慎太郎は「ミステリアスなイメージがあるので笑わない人かなと思ったら、凄く笑ってくれるし、ふざけてくれる。そんな一面あるんだと驚いた」とビックリ。横浜の事を古くから知る藤井道人監督も「普段はずっと喋っていて止まらない」とプライベートでの横浜の明るい性格を紹介していた。
一方、山田杏奈は「撮影現場の控室にカメムシが多くて、電気の周りをブンブン飛び始めた」と振り返りながら「それを流星さんが凄くスマートにひょいっと取ってくれた」と証言。これに当の横浜は「ええ。全然いけます。手についた臭いも洗えばいいので」と涼しい顔だった。
本作は第49回報知映画賞において、作品賞、主演男優賞(横浜)、助演女優賞(吉岡)の3冠を受賞。祝福を受けた横浜は「公開前に関わらず選んでいただいて感謝しています。何よりも作品賞が嬉しいです。本当に『正体』に関わった関係者の皆様におめでとうございますという気持ちですし、自分が賞をいただけたのも皆さんのお陰なので感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ。
吉岡も「私としては藤井監督に連れて来てもらえたというのが一番に感じたこと。一生懸命に仕事をしても自分の良さをわかってくれる人と出会えないと自分の花は開かないと思うので、この作品と出会えて、藤井監督と出会えて、素敵なキャストの方とも共演が出来て、私は幸せ者だなあと本当に思いました」と喜びを噛みしめていた。