働き方や価値観が多様化するなかで、「働くことへの不安」は一様ではなくなっています。
福利厚生サービス「カロリパークス」は、福利厚生制度を導入している企業に勤める従業員を対象に、制度の利用状況や感じている課題について調査を実施。
第一弾では「制度はあるのに使われていない実態」、第二弾では「日常に寄り添う支援が満足度を高めること」が明らかになりました。
そして今回の第三弾では、年代別に異なる「働くうえでの困りごと」と福利厚生への期待に焦点を当てています。
若手から中高年層まで、ライフステージごとに見えてきた課題から、これからの福利厚生のあり方が浮かび上がってきました。
▶ 第一弾
“福利厚生、ちゃんと使えてる?”働き方でこんなに違う「届きやすさ」の実態|カロリパークス調べ
▶第二弾
福利厚生による“ちょっとした幸せ”が毎日の満足感を左右 ”1000円の支援”で働く気持ちに良い変化?|カロリパークス調べ
年代で変わる「働く不安」20代は子育て、30・40代は急な出費、50代はスキル不安

まず、「働くうえで困っていること」を年代別に見ると、共通する不安と年代特有の課題が浮かび上がりました。
全世代で共通して上位に挙がったのは、「収入や家計のやりくり」と「健康問題」。
生活の安定と心身の健康は、年代を問わず重要なテーマであることが確認できます。
一方で、年代ごとの違いも明確です。
- 20代では「子育てに関する負担」が約3割にのぼり、若年層でも仕事と家庭の両立に悩む層が一定数存在していることが分かりました。
- 30代・40代では「急な出費による資金不足」が上位に入り、ライフコストの増加や突発的な支出への不安が表れています。
- 50代では、収入や健康に加えて「スキルや知識不足」が挙がり、将来を見据えた学びやアップデートへの不安がうかがえる結果となりました。
福利厚生は困りごとの解決策になっている?20代は高評価、50代は「実感しにくい」現実

次に、「働くうえで困っていることがある」と回答した人に対し、「福利厚生は困りごとの解決につながっているか」をたずねたところ、20代では約9割が肯定的に評価。
「とてもそう思う(25.9%)」と「ある程度そう思う(61.1%)」を合わせると、福利厚生が実際の困りごと解決に役立っていると感じている様子がうかがえます。
一方で、30代・40代では肯定的評価は5〜6割程度に低下し、「どちらともいえない」という回答が増加。
50代では肯定的評価は約3割にとどまり、「あまりそう思わない」という否定的な声も2割を超えました。
年代が上がるほど、「制度が役立っている実感」が薄れていることが読み取れます。
これは、福利厚生の内容そのものというより、現在の制度設計が若年層の悩みには比較的合致している一方で、
年齢を重ねた層の不安や生活実態には十分対応できていない可能性を示しているとも言えそうです。
福利厚生が「全社員向け」であるがゆえに、“誰かには効くが、誰かには届かない”状態が生まれているとも考えられます。
全世代共通で「使いにくい」福利厚生は「旅行・レジャー」

最後に、「勤務先の福利厚生制度の概要について知っている」と回答した人に、「使いにくいと感じる福利厚生の分野」をたずねると、意外にも全世代で共通して「旅行・レジャー」が最も使いにくい分野として挙げられました。
旅行・レジャーは一見、魅力的な制度に見えますが、まとまった時間が必要、利用条件や申請が煩雑、家族構成やライフスタイルによって使える人が限られる、といった理由から、「あっても使えない制度」になりやすい側面があると考えられます。
この結果は、福利厚生において“特別感のある制度”よりも“日常で使える制度”が求められていることを裏付けています。世代を問わず、「自分の生活に自然に組み込めるかどうか」が、制度評価の分かれ目になっていると言えるでしょう。
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日常に寄り添う福利厚生サービス「カロリパークス」

出典|カロリパークス公式サイト
こうした課題意識の中で注目されているのが、スマートフォンアプリを活用した福利厚生サービス「カロリパークス」です。
従業員の健康増進をサポートする機能と、日々の生活を豊かにするサービスを組み合わせることで、企業の健康経営を支援しています。
日常の「歩き」をポイント化し、ランキング機能で従業員同士が競える仕組みを搭載。
貯まったポイントは抽選でPayPayポイントに交換でき、特別な手続きや意識を必要とせず、日常の延長で使える点が特徴です。
導入企業では、利用率82%・満足度98%・継続率96%(2024年自社調べ)という実績も出ています。
まとめ|福利厚生は「特別」から「日常」へ
今回の第三弾調査からは、年代によって「働く不安」も、「福利厚生への実感」も大きく異なることが明らかになりました。共通して言えるのは、福利厚生は「あるかどうか」ではなく、「自分の生活に合っているか」「自然に使えるか」が重要だという点です。
第一弾・第二弾・第三弾を通して見えてきたのは、日常に寄り添い、続けられる福利厚生こそが、これからのスタンダードになっていくという姿でした。
※本記事は、カロリパークスが実施した「福利厚生に関する調査」をもとに構成しています。
▶調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査地域】全国
【調査対象】法定外福利厚生制度を持つ企業に勤める男女
【サンプル数】533人
【調査期間】2025年10月29日(水)~10月31日(金)
【ニュースネクスト編集部】