SNSや口コミで見かけるたびに気になっていた美容ガジェット『フェイスポインター』。評判の良さは分かっていても、正直なところ筆者には価格がネックで、なかなか購入に踏み切れずにいました。そんな迷いを後押ししてくれたのが、実際に使っている友人のひと言「これ、手放せなくなるよ」。さらに話を聞くと、友人の姉妹やお母さんまで購入し、全員が満足しているのだとか。その熱量に背中を押され、思い切って購入してみることに。今回は、約1ヶ月使い続けたリアルな使用感をお伝えします。

『フェイスポインター』は、「顔を鍛える」という発想から生まれたスティック型の美容ガジェット。顔の筋肉に溜まったコリや筋膜の癒着をピンポイントで刺激し、たるみやむくみ、フェイスラインのゆがみなどにアプローチすることを目的としています。指では届きにくい深層の筋肉まで刺激できる点が大きな特徴です。

今回私が購入したのは、B-by-C株式会社 (ビーバイシー) で発売されている「COREFIT (コアフィット)」シリーズの「ザ・フェイスポインター」。
2019年の発売当初は、一部の美容感度の高い層を中心に注目されていましたが、SNSやメディアを通じて徐々に認知が拡大。「ポス活(ポインター活動)」という愛称が生まれたのもこの頃。使用感や変化が口コミで共有されるうちに人気が定着し、2025年9月時点で累計販売本数は20万本を突破。流行にとどまらず、定番アイテムとしての支持を得ています。

支持される理由のひとつが、機能性と手軽さのバランス。ペンのようなサイズ感で、自宅はもちろん外出先でも気軽に使用できます。充電不要で忙しい毎日の中でも、無理なく続けられる工夫が詰まった美容ガジェットです。

『フェイスポインター』には、シングルロッドとトリプルロッドの2種類の先端があり、部位や目的によって使い分けが可能です。シングルロッドは1点でピンポイントに刺激できるため、エラやほうれい線周りなど、コリを強く感じる部分や深部までしっかりアプローチしたいときに向いています。

一方、トリプルロッドは接地面が広く、刺激が分散される構造。目元や口周りなどの敏感な部分や、首・鎖骨といった広範囲の筋肉をやさしくほぐしたいときに重宝します。その日のコンディションに合わせて使い分けられる点も、継続しやすい理由です。

基本的な使い方は、スキンケア後など筋肉がゆるんだ状態で、コリを感じる部分に先端を垂直に当てるだけ。1カ所につき30〜60秒ほど、軽く押したり揺らしたりしながら刺激します。強さの目安は「痛気持ちいい」と感じる程度。最初は「鎖骨」、耳たぶの後ろのくぼみの「耳下腺(じかせん)」、口を開けた時に耳の前で出っ張る骨周りの「耳介前(じかいぜん)」の3箇所から始め、慣れてきたら押す箇所を段階的に増やしていくのがおすすめ。

私自身は、お風呂上がりのタイミングで、公式YouTubeで紹介されている「基本の10点押し」を見ながら、2日に1回ほどのペースでポス活を継続しています。鎖骨周りや頭部は初日から比較的スムーズで、心地よい刺激を感じる程度でした。ところが、顔は想像以上に手強い存在!


特に、ほうれい線の原因のひとつとされる「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」や、眉間のシワに関わる「皺眉筋(すうびきん)」は、かなりの激痛!動画の通りに押そうとすると耐えきれず、途中で断念してしまうほど。さらに、使用後には赤く丸い跡がくっきり残ります。私の場合、顔は10分ほど跡が消えませんでした。それだけコリが蓄積している証拠なのかもしれないと、今では前向きに受け止めています。

1ヶ月続けるうちに、顔のポス活にも少しずつ変化が見えてきました。最初は「痛い」としか感じられなかった刺激が、「痛気持ちいい」感覚へと変化し、今では動画通りにケアできる日も増えています。見た目に劇的な変化が現れるわけではないものの、ケア後の顔の軽さや肩周り、頭のスッキリ感は、日々実感中。
価格だけを見ると、私のようにためらってしまう人も多いかもしれません。それでも、自宅で手軽に続けられ、短時間でケアできる点を考えると、納得感はかなり高め。今年頑張った自分へのご褒美として、選択肢に加えてほしい美容ガジェットです。
気になっている方は、ぜひこの機会にポス活を始めて、来年に向けたセルフケア習慣を楽しんでみてはいかがでしょうか。
▶商品情報
【商品名】ザ・フェイスポインター
【価格】税込23,980円
公式Webサイト