ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING /ミス・キング』配信直前プレミアイベントが9月29日、東京・神田明神ホールにて実施され、主演ののんをはじめ、共演の藤木直人、倉科カナ、奥貫薫、森愁斗、鳴海唯、西岡德馬、山口紗弥加、中村獅童らメインキャストが出席した。

本殿での大ヒット御祈祷を終えて、ステージにラインナップしたキャスト陣。天才棋士の父に捨てられ、その復讐心から“史上初の女性棋士”を目指していく主人公・国見飛鳥を演じたのんは「この作品にはとても気合が入っていましたので、観ていただけるのが嬉しいです」と念願の配信開始に喜色満面。

役作りのために1日100回駒打ち練習をしたそうで「将棋はやったことがなくて駒に触るのも初めて。チャレンジングな要素もありつつ、ここまで笑顔がなくぶっきらぼうで態度が悪い役は今までありません。そんな飛鳥が魅力的になるよう演じました」とこだわりを明かした。

飛鳥とバディを組む藤堂成悟役の藤木とは初共演。のんは「スラッとされていてカッコ良くて『ヒャー!』となった。藤堂として荒っぽくてワイルドなキャラは新鮮で痺れました」と目を丸くしながら、藤木の印象について告白。

また藤木は「のんさんと初対面した時は…実在するんだと思った。唯一無二のオリジナルな方で、単なる一俳優ではなくて色々な表現をされているから」と初遭遇に感動したことを明かした。

そんな藤木と飛鳥の父で将棋界のカリスマ・結城彰一役の中村は、12年ぶりの共演だという。藤木が「同い年でシンパシーを感じていたので、撮影中は思わず控室でハグしました」と話すと、中村も「僕も同い年だから嬉しかった。仲良しなんです」とニヤリ。

一方、中村はのんとの初共演について「喋りたいことはいっぱいあったけれど、役柄が役柄なので。クランクアップ数日前に一言二言喋ったくらいで、寡黙な中村獅童でいました」と撮影時の心境を語ると、のんは「最初にご挨拶した時は『……』だったけれど、それが役のためだと気づき始めて、その緊張感がお父さんとのシーンで作られていったのでありがたかったです」と中村からのあえての距離感に感謝。ただ「ギリギリまで『どっちだろう!?』とヒヤヒヤしていましたが、きっと役のためにやってくれているという方を信じて」と本音もこぼして笑いを誘っていた。

飛鳥を見守る堺礼子役の倉科は、のんとの初共演を振り返り「好きな食べ物は?と聞いたら『ポテチが好きです』と。可愛い!と悶絶しました」と言うと、のんは「倉科さんは相手を知るために好きな食べ物を聞くようにしているそうで……。それも可愛くてこっちでも悶絶していました」と互いにメロメロだった。