もうすぐお花見シーズン。桜の開花が待ち遠しいですね。
その一方で、天気や花粉など、春ならではのお悩みも。開花時期や花粉を気にせず、悪天候の日でもお花見が楽しめたらいいのに……そう思うこともあるかもしれません。
今回は、そんなときにおすすめな、ちょっと変わった屋内での「お花見」イベントをご紹介。天気や花粉に左右されることなく、気軽にお花見気分が楽しめちゃいますよ。早速見ていきましょう!
東京国立博物館春の恒例企画「博物館でお花見を」

東京・上野にある東京国立博物館では、今年も春の恒例企画である「博物館でお花見を」が2025年3月11日(火)~4月6日(日)まで開催中。桜をモチーフにした日本美術の名品を本館の各展示室で鑑賞することができるほか、約10種類の桜が次々と開花する庭園の散策も楽しむことができます(※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります)。



主な展示作品には、江戸っ子たちに人気の花見の名所、隅田川東岸の三囲稲荷、品川沖を望む御殿山、そして上野の東叡山寛永寺が描かれた「江戸名所・三囲稲荷圖(えどめいしょ・みめぐりいなりず)」、「江戸名所・御殿山景(えどめいしょ・ごてんやまのけい)」、「江戸名所・東叡山之景(えどめいしょ・とうえいざんのけい)」などの絵画のほか、鉢の内外に白泥と赤彩で満開の桜樹を表し、巧みに配された透しで桜の空間を作り出している「色絵桜樹図透鉢(いろえおうじゅずすかしばち)」、ふっくらとした風合いの刺繡で表された桜花がリズミカルに咲き溢れる「掻取 桃色縮緬地瀧桜竹模様(かいどり ももいろちりめんじたきさくらたけもよう)」など、桜をモチーフにした陶磁器や染織もラインナップ。該当作品のキャプションには桜マークが付いており、それを探しながら展示室内の桜を堪能することができます。

また、ボランティアによるガイドツアー・スライドトークや、所蔵作品全5種類のオリジナルぬりえが楽しめる「春らんまん 桜ぬりえ」など、様々な形のイベントも盛りだくさん。お天気に恵まれれば、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなどが次々と開花する庭園を散策するのもおすすめですよ。
桜モチーフの日本美術に親しむことができる、東京国立博物館の「博物館でお花見を」。お出かけ先の候補にいかがでしょうか。
▶開催概要
東京国立博物館「博物館でお花見を」
【会期】2025年3月11日(火)~4月6日(日)
【開館時間】9時30分~17時 ※金曜・土曜日は20時まで ※入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日 ※ただし、3月31日(月)は開館
公式Webサイト
デジタルの“桜”はいつでも満開!「NAKED SAKURA AQUARIUM」

東京・品川にある水族館「マクセル アクアパーク品川」では、2025年3月1日(土)~4月20日(日)の期間、春のシーズナルイベントとして「NAKED SAKURA AQUARIUM(ネイキッド サクラアクアリウム)」が開催されています。
マクセル アクアパーク品川とクリエイティブカンパニー『NAKED, INC.(ネイキッド)』は、2015年冬よりシーズンごとに様々なコラボ企画イベントを実施してきました。春の「NAKED SAKURA AQUARIUM」は、多彩な生きものたちと海の世界に描き出された満開の「桜」を楽しみながら、唯一無二のお花見体験ができるイベント。今年は、桜のデジタルアートや和柄文様に加え、一部エリアに桜花をあしらったフラワーアートやインテリアツリーもプラス!空間をより立体的に魅せ、世界観への没入感がアップしています。






エントランスでは、朱色を帯びた“雅”な魚たちと満開の桜が彩る『桜便り』が登場。ダイナミックな映像演出が魅力の展示エリア『舞桜の庭』では、約3分間に一度、桜が持つ様々な美しさを表現した2分間のショータイムが今年から新たに追加されています。他にも、桜並木を表現した『桜小道』や、桜の装いで一層華やかな空間に仕上がったカフェバー『花灯』、多彩なデジタルテクノロジー演出とイルカの躍動が魅せるナイトver. ドルフィンパフォーマンス『桜語り』など、見どころが盛りだくさん。『花灯』では、桜をイメージした春らしいドリンクやスイーツも提供されるので、ひと休みにぴったりです。
最新テクノロジーと海の生き物たちが目を楽しませてくれる水族館での「お花見」、まだ体験したことがない方はぜひ足を運んでみてください。
▶開催概要
マクセル アクアパーク品川「NAKED SAKURA AQUARIUM(ネイキッド サクラアクアリウム)」
【開催期間】2025年3月1日(土)~4月20日(日)
【開催時間】10:00~20:00(最終入場 19:00) ※3月8日(土)は閉館後イベント開催のため、19:30に閉館
公式Webサイト
撮影もOK!プラネタリウムで楽しめる「桜ウェルカムドーム」

エンタテインメントプラネタリウム施設「コニカミノルタプラネタリウム」では、全5館(有楽町・池袋・押上・横浜・名古屋)にて2025年3月1日(土)~4月14日(月)の期間、プラネタリウム本編上映前の待ち時間に撮影OKな桜の映像「桜ウェルカムドーム」が上映されます。

「ウェルカムドーム」とはその名の通り、ドーム入場時に上映される幕間(まくあい)映像のこと。季節ごとに内容の異なるウェルカムドームの中でも、2021年より上映開始された桜ウェルカムドームは毎年大好評となっています。天候や花粉を気にせず快適に過ごせるドーム内で、見渡す限りの桜に包まれるお花見気分を味わうことができますよ。
また、ウェルカムドームの上映中は写真撮影もOK!上映時間は開場から作品上映開始までの5分~10分間のため、早めに入場するのがおすすめです。
寝転んで観賞ができるプレミアムシートがあるなど、ゆったりとプラネタリウムの鑑賞ができるコニカミノルタプラネタリウム。上映前のひとときに、ぜひ満開の桜を楽しんでみてくださいね。
▶開催概要
コニカミノルタプラネタリウム「桜ウェルカムドーム」
【開催期間】2025年3月1日(土)~4月14日(月)
【開催場所】プラネタリアTOKYO(有楽町)/プラネタリアYOKOHAMA(横浜)/プラネタリウム満天(池袋)/プラネタリウム天空(押上)/プラネタリウム満天NAGOYA(名古屋)
【鑑賞料金】対象作品のチケット料金に含まれます。
※「桜ウェルカムドーム」対象作品は下記公式Webサイトより確認
公式Webサイト詳細ページ
今回は、天候や花粉、開花時期を気にせずに「お花見」が楽しめるユニークな屋内イベントを3つご紹介しました!古い美術作品から最新のテクノロジーまで、様々な形のものがありましたね。お花見を予定していた日が急遽雨になってしまった……なんて日にも、ぜひご活用ください!