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その発想はなかった……!ハンバーガーを食べた後の美大生ならではのユニークな遊びに16万いいね

ハンバーガーを食べた後の包み紙、みなさんはどうしてますか?もちろんそのまま捨ててしまっている方がほとんどだと思いますが、今回話題になっているX(Twitter)の投稿では、美大生ならではの発想で紙ごみが新しい姿に昇華されているんです!その投稿がこちら。

「美大生になるとハンバーガー食べた後のゴミだけでもう一度ハンバーガーを作れる。」という一言を添えて投稿された一枚の写真には、ファストフード店と思われるテーブルや飲み物のカップを背景に、まるでハンバーガーにように重ねられた「ゴミ」が写っています!すごい、その色味も相まって、ちゃんとハンバーガーに見える……!!

ハンバーガーを食べた後の包み紙をさらにハンバーガーにしてしまうというユニークな発想は多くの人の関心を呼び、X上では「美大生のスキル高すぎ!」「お見事です」「センスいい〜」といった絶賛のコメントとともに、11月14日時点で16万件以上の「いいね」が集まっています!

この画像を投稿したのは、普段は美術大学に通っているというXユーザーの「サカモト(美大生」(@saka_w_saka)さん。今回取材を通して、お話を伺うことができました。

画像提供:「サカモト(美大生」(@saka_w_saka)さん

サカモトさんは都内の美術大学に通う大学1年生。普段は大学で絵画制作をされています。

今回投稿された写真の「ゴミのハンバーガー」を作ることになった経緯について伺うと、サカモトさんがご友人と「バーガーキング」に行って食事をした際、「食べ終わったハンバーガーの包み紙をコンパクトにまとめようと思いまして、丸めたのが始まりです」とのこと。
「しばらく友人と話しながらいじっていると、丸めた袋がパンの部分に見えてきまして笑」とゴミがだんだん違うものに見えてきたサカモトさん、「すると次はフライドポテトの袋の端色がチーズに似てることに気づきました」とチーズのパーツをゲット。「そこまで行くとハンバーグが欲しいよなと思っていたところに、オニオンリングの袋の端が茶色いお肉の色に似てる事にも気づきました」と新たな発見!それらを組み合わせたところ、写真のハンバーガーが完成したのだそうです。
ちなみにご友人が食べた分も含め、バーガーキングのハンバーガーの包み紙2枚にフライドポテトの袋2つ、オニオンリングの袋1つを使用したそうですよ。

画像提供:「サカモト(美大生」(@saka_w_saka)さん
画像提供:「サカモト(美大生」(@saka_w_saka)さん

普段は油絵や木炭・鉛筆による素描で絵画制作をしているサカモトさん。「夢」や「空想」、「自分の意識に対して周りの環境が及ぼすノイズ」をモチーフとして作品を描かれているのだそうです。どちらの作品も独自の空気感があってとっても素敵ですよね!

今回のハンバーガーのようなアイデアについては、実は普段はあまり思いつかないのだとか。一方で、「普段から色々な『物』を見ていて思うのは『全く用途が違う物を用いる事で違和感が生まれ、その違和感がカッコいい』というものです」とその独自の視点を語ってくださいました。「今回の場合は、材料はハンバーガーの包み紙やポテトの袋など、つまり『ゴミにしかなり得ないはずのもの』だった物が大勢の方に見て貰える『面白い物』に変貌を遂げた事実に、また何か大切な事を教えてもらった様に思います」と投稿が話題になったことからも学びを得た様子。アーティストの方ってやはりいろんな物事を深く考えているんですね。

画像提供:「サカモト(美大生」(@saka_w_saka)さん

今回、いわゆる「万バズ」を初めて経験したサカモトさんですが、ご自身の絵画作品で「バズりたい」という思いもあるようで、「描いた絵の方でも以前バズってはいますが、それも4000いいねほどなので、『一万いいね超えたい!!』と日々思っています」と今後の目標を語ってくださいました。さらにもう一つの目標としては、「まだ公の場での展示などの回数が少ないので、積極的に実物を実際に目で見ていただける様な機会を作る事です」と作品発表への強い意欲も。アーティストとしての今後の活躍が楽しみですね!

寄せられている多くの反響については、「正直引いています」と率直な感想!「まさか軽いノリで作った物がこんなに伸びに伸びるとは思っていなかったので」と、SNSの拡散力に驚いているようです。スマホの通知が止まらず、「生活にやや支障が出てます笑」とのこと。しかし最後は、「中々人生の中で味わえない機会なので、この『いいねの混雑』を楽しみたいと思います」と、やはり美大生らしいユニークなコメントをいただきました。万バズを楽しみつつも、無理せず通知はオフにしてくださいね!

サカモトさんの今後の発信や活動が気になる方は、ぜひXをフォローしてみてください。サカモトさん、ありがとうございました!

取材協力者:サカモト(美大生

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