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一枚の写真からどう考える?〜フォトグラファーとして何を伝えたいか〜

SNSを通し、自作の制作物を多くの人に届けることが容易になったここ数年ー
クリエイター職に憧れを抱く者は増えつつある。
ある人は絵を描き、またある人は動画を制作してSNSに上げる。

制作物を投稿し、多くの人に閲覧される事にやりがいを感じるのは勿論ではあるが、作品を通し、製作者いわゆる”作り手”が何を伝えたいか、どのような想いが込められた作品なのかを考えたことがあるだろうか?

Kogame-Takeshi kameyama(https://twitter.com/TauonQ) さんの写真には自然×人工物という構図が多く見られる。
あえて自然の中に人や人工物を入れ、その対比によって自然の美しさや雄大さを強調したり、人間と自然との共存を表すことを目指し写真を撮り制作を続けているそう。
作品を見ていただいた方達に”景色を守りたい”という思いに繋がって欲しいというkogameさんの想いも込められている。

見たままの風景を伝えるためのノウハウとは?

現地で感動を覚えた景色を写真にして友人や家族に見せる為、写真を撮り共有することがあるがどれも四角い画面の中に収まってしまうとどうもダイナミックさに欠けてしまうことが多々ある。 

私はkogameさんにいかにして”見た”ものと出来上がりのギャップを埋めれるかを尋ねてみた所以下のようにアドバイスを頂いた。

”風景を対象に撮る場合、広く全てを写そうとして広角で撮影すると、全く伝わらない写真になることが多くある為、広角で撮るのであれば前景を入れてあげる事で奥行き感を演出できるようになる。”

手前の木や花にグッと近づいて撮るのも良し

いずれの方法でも、写真に奥行き感が生まれるので、その場にいるような臨場感が伝わる写真ができると教えて頂いた。また、全体を写すのではなく、望遠レンズで特徴的なものだけを切り抜くといった方法もあるとのこと。

綺麗な景色を見た時は感動を覚えるが、何に感動したのか具体的に考えるようにしており、そしてそれを伝えるためにはどうすれば良いか、写真で表現するにはどうするか。
そのために日々、知識やスキルを磨くようにしているとの事。作り手としての想いが伝わり感動へと繋がることは、達成感や制作意欲にも繋がっていく。

高いカメラを使えばいい写真が撮れるのか?

フォトグラファーとして活動を始めようと思いたち、機材などの調達の段階でなかなか自分では手を出せない価格帯にびっくりして頓挫することがあるのではないだろうか。
初めの一歩を踏み出したいのになかなか踏み出せない方のためにkogameさんからアドバイス。

”高い機材を買うより、ライティングなど撮影の知識を得ることや、レタッチできるようになるほうが写真のクオリティは上がる。それでもクオリティに満足できない。スマホでは撮ることができない。そういう段階になってからカメラを購入しても遅くは無い。知識と技術を身につけ、目的をはっきりさせると、20万円を機材に投資する必要があると、納得できるのでは?”

行動力も大事だが、まずはスマホで撮影から始めてみながら今後どのような写真を撮りたいか、目的を定めながら始めてみることも大事だとわかった。

取材協力者:Kogame – Takeshi Kameyama

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