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【出張グルメ】Vol.22 迷ったらこの一軒。老舗で味わう牛たん焼き「牛たん 一福」宮城県・仙台市

ニュースネクスト編集部がお届けする、編集スタッフ出張グルメ紀行!!
色んな仕事を掛け持ちしている編集スタッフたちは、全国津々浦々、出張しております。出張の楽しみと言えば、【美味しいものを食べること!】ということで、全国各地の出張先で出会った地元グルメをお届け。第22弾は、宮城県・仙台名物『牛たん焼き』の名店として知られる「牛たん 一福(いっぷく)」をご紹介します。

仙台市内には、牛たん専門店が100軒ほど存在すると言われており、まさに激戦区エリア。その中から今回足を運んだ「牛たん 一福」は、昭和60年創業の歴史あるお店で、看板メニューの“みそ漬け牛たん”発祥の店としても名を馳せています。長年愛され続けてきた理由を探るべく、期待を胸に訪れてみました。

お店の場所は、地下鉄南北線・勾当台公園(こうとうだいこうえん)駅から徒歩3分ほどの場所です。訪れたのは週末の11時半過ぎ。お昼前ということもあり、ちょうど席に空きがあったのでスムーズに案内してもらえました。12時頃は混雑することも多いようなので、オープン直後の時間帯は比較的狙い目かもしれません。

店内に足を踏み入れると、壁一面にずらりと飾られた著名人のサインが目に飛び込んできます。

年代もジャンルもさまざまな方のサインが並び、長く愛されてきた名店という事がすぐに伝わってきました。料理が届くまでの待ち時間も、サインを眺めていたらあっという間!

今回注文したのは「みそ漬け・しお味牛たん焼盛合わせ定食(1.5人盛)」(税込2,700円)。みそ漬けもしお味もどちらも気になる!という場合にはまさに理想的な組み合わせで、一福を初めて訪れる方にもぴったりのメニューです。

まずは、店の看板メニュー「みそ漬け牛たん」。長時間味噌に漬け込んで仕上げる一品で、味噌の角が立たないまろやかな味わいが特徴です。焼き上がりの香りもよく、噛むほどに奥深い旨みが広がり、ごはんとの相性の良さは言うまでもありません。麦めしをひと口食べるごとに、もう一枚牛たんに手が伸びる……そんな幸せが次々と押し寄せます。

続いて、しお味の牛たんもいただきました。こちらはよりシンプルに肉の旨みが引き立っており、表面の香ばしさはアクセントに。厚みがありながらも柔らかく、噛むほどに肉本来の甘みが感じられ、みそ味とはまた違った満足感があります。味噌の濃厚さと塩のすっきりした風味を交互に楽しむことで、最後まで飽きずに食べ進められるのも魅力的でした。

テールスープは透明感のあるやさしい味わいで、脂っぽさがなくスッと飲める一杯。口の中をリセットしてくれます。

麦めしは一粒一粒が立っていて食感がよく、主役の牛たんを引き立てていました。

さらに印象に残ったのは、おしんこに添えられたみそ南蛮。辛味がありつつも後味はさっぱりとしていて、麦めしにも牛たんにも相性バツグンです。少量でも味がグッと引き締まり、良いアクセントに。小さな一品まで丁寧に作られていることで、定食全体の満足度が自然と高くなるのだと実感します。

食べ終わってふと目に止まったのが、器に描かれたレトロな牛のマーク。昭和の風情が漂う素朴なイラストはどこか懐かしく、店の歴史をそっと感じさせてくれるような可愛らしさがありました。

老舗の確かな味が魅力の「牛たん 一福」。今回の出張でも心に残る食体験となりました。観光で訪れる方はもちろん、ビジネスの出張でも立ち寄りやすい立地なので、ぜひ一度味わってみてください。仙台名物の奥深さを実感できるはずです。

▶店舗情報
牛たん 一福(いっぷく)
【場所】宮城県仙台市青葉区国分町2丁目10-4 魚好ビル1階
【営業時間】11:30〜15:00、17:30〜23:00(ラストオーダー22:00)
【定休日】日曜(連休の場合は営業)
公式Webサイト

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