現在、渋谷区の公共トイレが生まれ変わっていることを知っていますか?“公共トイレ”“公衆トイレ”といえば、「汚そう」「薄暗くて怖い」というイメージが付きものですが、現在、個性豊かでオシャレな場所として注目され、観光地化しているんです。それぞれのトイレは著名なクリエイターがデザイン。見ごたえもばっちりです!
そこで今回は、恵比寿エリアにある公共トイレをご紹介します。
JR恵比寿駅西口|駅の景色に馴染む真っ白いトイレ

まずご紹介するのは、JR恵比寿駅西口を出てすぐのこちらのトイレ。駅のシンボルである恵比寿様像のすぐ近くにあります。

この景色を見て、奥の建物がトイレだと思いますか?景色にとても馴染んでいて分からない方も多いのではないでしょうか。真っ白くて清潔感があり、明るい雰囲気で、パッと見トイレとは思えません。


中はまるで迷路みたい。この迷路の壁沿いにトイレがあり、トイレのドアは外から見えにくくなっているので、プライバシーも守られています。
スッキリとしてクリーンなイメージのトイレ、一度使ってみたくなりませんか?
▶詳細情報
【場所】東京都渋谷区恵比寿南 1-5-8
【デザイン】クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏
『セブン-イレブン』や『日清食品』など大手企業のロゴのデザイン。カップヌードルミュージアム等のトータルプロデュースなどで活躍。
東三丁目|真っ赤でスタイリッシュなトイレ

続いては、先ほどと一転して真っ赤なトイレ。JR恵比寿駅から歩いて3分ほどの所にあります。

線路沿いを歩いていると急に現れる真っ赤な建物。とてもシンプルで、洗練されたデザインが海外からも注目されているそうで、私が訪れた時も海外の観光客がわざわざタクシーで訪れ、写真を撮影していました。
思わず立ち止まって見入ってしまう斬新なトイレ。ぜひ一度入りに来てみてください。
▶詳細情報
【場所】東京都渋谷区恵比寿南 1-5-8
【デザイン】プロダクトデザイナー・田村奈穂氏
ニューヨークを拠点に、パナソニックのグローバル展開やレクサスのインスタレーション、パリPalais De Tokyo美術館での展示等、グローバルに活動中。
恵比寿東公園|“タコ”といえば……?

JR恵比寿駅から歩いて3分ほどの場所にある恵比寿東公園。タコの遊具が象徴的で、通称“タコ公園”と呼ばれています。


こちらのトイレは……“タコ”といえば、思い浮かぶとあるものがデザインされています。皆さん見て分かりますか?そう!“イカ”。こちらのトイレは“イカ”をイメージして作られました。屋根のウェーブが海を悠々と泳ぐイカみたいですよね。

ベンチも用意されていて、公園を使う人たちのニーズに答えるデザインになっています。

中は木が植えられ、ちょっとした広場のようになっています。クリエイティブなデザインに、子どもたちの遊び心も刺激されますよ。
▶詳細情報
【場所】東京都渋谷区恵比寿 1-2-16
【デザイン】建築家・槇文彦氏
1952年、東京大学工学部建築学科を卒業。その後、アメリカにあるクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程修了。最も建築家にとって名誉あるプリツカー賞受賞など名立たる賞を受賞している。
恵比寿公園|木のぬくもり溢れるダンジョンのようなトイレ

JR恵比寿駅から歩いて3分ほどの所にある、緑あふれる恵比寿公園のトイレは、木目模様がオシャレなこちら。

中の構造を見ると、なんだかダンジョンの地図みたい。

高くそびえる壁の間を入るトイレは、なんだかワクワクしてきちゃいます。

中の個室は広々としていて、ホテルの中にあるトイレみたい。
公園の景色に馴染みながらも、入る楽しみもあるオブジェのようなトイレ。思いっきり遊んだら中で一息ついてみませんか?
▶詳細情報
【場所】東京都渋谷区恵比寿 1-2-16
【デザイン】インテリアデザイナー・片山正通氏/ Wonderwall®︎
株式会社ワンダーウォール代表。ユニクロ グローバル旗艦店(NY、パリ、銀座等)、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(商業施設環境/ARCH)などに携わる。
今回は東京・恵比寿エリアにあるオシャレな公共トイレをご紹介しました。海外からも注目されているデザイン性あふれるトイレ、東京観光のラインナップに入れてみてください。アーティスティックなトイレに驚かされますよ。
▶トイレ情報
渋谷区公共トイレ情報