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「だまこ」って何??寒い季節にぴったりの秋田の美味しいお鍋を紹介

みなさんは、秋田の鍋と言われたら何を思い浮かべますか?きっと「きりたんぽ鍋」!という人が多いのではないでしょうか。
秋田出身である筆者は、小さい頃からきりたんぽ鍋をたくさん食べてきました。でも実は、もっとたくさん食べてきた鍋があるんです!それが「だまこ鍋」。
初めて聞く方も多いと思いますが、広く言うと「きりたんぽ」の代わりに「だまこ」が入っている鍋のことです。
では「だまこ」とは何か?というと、「炊き立てのご飯をほどよく潰して手で丸めたもの」。
その「だまこ」をきりたんぽ鍋と同じような鍋に、きりたんぽの代わりに入れたものを「だまこ鍋」と言います。
わざわざきりたんぽを買ってこなくても家で炊いたご飯で手軽に作れるのと、私がだまこが大好きだったため母親がよく作ってくれました……なんて書いているうちに食べたくなってきちゃったので、今日はだまこ鍋を作っていきまーす!

だまこ鍋の材料は以下の通り。

材料(4〜5人前)

【だまこ】
◯米 3合
◯塩 小さじ1
◯片栗粉 大さじ2
◯成形用の水 適宜

【鍋】
◯鶏ガラスープの素 大さじ2
◯醤油 大さじ3
◯料理酒 大さじ3
◯みりん 大さじ3
◯水 1200ml
◯鶏もも肉 1〜2枚
◯鶏の肝 小さいパック1 ※なくても大丈夫
◯ごぼう 1〜2本
◯まいたけ 1〜2パック
◯長ネギ 1〜2本
◯せり 1袋
◯糸こんにゃく(しらたき) 1袋
分量は実家の何となーくの量なので、お好みで調整してくださいね。

では材料が準備できたところで、早速作っていきましょう!

①お米を研ぎ、炊く。
②鶏もも肉と肝は小さい一口大に。ごぼうはささがきにして、水にさらす。まいたけは食べやすい大きさに割く。長ネギは3センチほどの斜め切り。せりと糸こんにゃくは食べやすい長さに切る。

③材料の調味料を鍋に入れ、火にかける。

④調味料が煮たったら、鶏もも肉、肝を入れる。
⑤再度沸騰したらアクを取り、ごぼう、まいたけを入れる。
⑥炊き上がったご飯に塩、片栗粉をまぶし入れ、綿棒などで潰す。

⑦米粒がある程度残る状態になったら、ボウルなどに水を用意する。ボウルに用意した水に手につけながら、直径3〜4センチほどの球状に成形する。※熱いので気をつけて!

この時点ですでに美味しそう!!早く食べたい!
⑧鍋に長ネギ、セリ、糸こんにゃくを入れ、再度沸騰したらだまこを入れる。

⑨だまこが鍋汁となじんだら、味見してみて、塩と醤油で調味したら完成です。

もう我慢できないので、いただきまーす!

鶏とごぼうとまいたけから出汁がよく出た鍋汁が美味しい!その鍋汁が絡んだだまこも、もちもちでとっても美味!具材も味がしみて、それぞれの旨味と合わさってバクバク食べられちゃいます。
子どもたちのおかわりコールも止まりませーん!

さて、ここで個人的な作り方のポイントです!
◯だまこはご飯粒の食感も感じられるくらいが私的ベスト。
◯だまこは焼き目をつけてもおいしいです。香ばしさが出て、きりたんぽのようになります。
◯鶏の肝は無くても大丈夫ですが、あった方が鶏の味がよく出て美味しくなります。
◯ごぼうとまいたけも出汁がよく出るので、個人的にはたくさん入れるのが好み。
◯せりが無ければ、三つ葉や春菊で代用しています。
◯だまこが余ったら、鍋に入れて一度煮ておくと、翌朝味がしみしみのだまこを楽しむことができます!私がだまこ鍋を作った時の1番のお楽しみです。

きりたんぽはスーパーで探して購入しないといけないなど、すこーしハードルが高いですが、だまこなら家にあるお米で作れるのでとてもおすすめです!
寒い季節に、もちもちはふはふ美味しい秋田のお鍋、一度試してみてはいかがでしょうか?

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