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想像以上のかわいさ!「はにわ展」が大人気!東京国立博物館

2024年10月26日から開催されている挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」。全国各地から約120もの埴輪が集結したこの展覧会は、開催当初からSNSで話題を呼んでいます。今回NN編集部が実際に行ってきました!

入り口には「はにわ展」の大きなポスターがお目見え。本展の目玉はなんといってもポスターのセンターにある国宝「埴輪 挂甲の武人」。修理後初披露ということもあり多くの埴輪ファンが集まっています。

人気の展示会ともあり週末は入場にも列ができるほど。すぐ隣で同時開催されている「ハローキティ展」を横目に15分ほど入場列に並びました(土曜日のお昼過ぎに入場)

これぞザ・はにわ「埴輪 踊る人々」

入場してすぐ、「埴輪 踊る人々」がお出迎え。埴輪といえばこちらを想像する人が多いのではないでしょうか。6世紀に埼玉県で発見されたこの埴輪は、腕を頭と腰にあて、踊っているようなポーズをとっていることから「踊る人々」と名付けられましたが、現在では手綱を持ち馬をひいている姿を表している説も存在します。

埴輪はそもそも3世紀から6世紀の古墳時代に作られた日本独自の素焼き土器で、顔や服、しぐさが簡略化されているのが特徴です。「埴輪 踊る人々」が作られたのは6世紀と、古墳時代の中では新しい時期。姿の簡略化が進んでおり、なんともいえないゆるい表情はみんなの知る「はにわ」を代表する特徴を持っていますね。

なんともかわいらしい埴輪ですが、実はその姿はさまざまだったのをご存知でしょうか?大王の墓に建てられた埴輪は、その地域の風俗、技術者の習熟度などによって、表現方法や精密度、埴輪の数は大きく異なります。その形は円筒型、舟形、家形動物型などがあります。それは色が塗られていたりと、完成度にも差があるようです。

特別展の目玉 国宝「埴輪 挂甲の武人」

「埴輪 挂甲の武人」は6世紀に群馬県で出土した武人形の埴輪。「埴輪 踊る人々」とは大きく違い、全身の武装が施され、簡略されがちな脚まで作り込まれています。他の埴輪とはひと味オーラが違いますね!

動物形埴輪に注目

そんな中編集部が注目したのは動物型の埴輪。

こちらは牛形埴輪。多少の肉感表現はあるものの、手足は一直線に伸び、表情もかなり「デフォルメ」されていますね。この可愛らしい表情、現代のぬいぐるみにいてもおかしくないですよね!この動物たちをみて日本独自の「かわいい」文化は埴輪から来ているのでは、、?と思えてしまうほど、どの動物もとってもかわいい姿で像形されていました。この他にもうま形、猪形、鳥形など、当時人間とともに生活していたであろう動物たちの埴輪が展示されていました。当時の人々の生活を想像できますね。

家形埴輪にも注目です。高さ1メート流を超えるものもあれば、こういった小さめの家形埴輪も数多く存在します。
全体的に丸みを帯びた家たちはこれまたなんともかわいく、これが古墳周りに並べられたと思うと、当時の人々の価値観は今でも生きていることを実感できます(編集者個人の感想です)

こちらの特別展は12月8日まで開催中です。全国の埴輪が集まる貴重な機会になるので気なる方はお早めに足を運んでみてくださいね。

【期間】2024年10月16日(水)~12月8日(日)
【時間】午前9時30分〜午後5時
・休館日:月曜日
・毎週金・土曜日、11月3日(日)は午後8時まで開館
・入館は閉館の30分前まで
【場所】東京国立博物館 平成館
【料金】一般 2,100円(税込)/大学生1,300円(税込) /高校生900円(税込)/中学生以下・障害者とその介護者 無料

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