皆さんには、絶対になくなってほしくない思い出の味ってありますか?コロナ渦や地方の過疎化などにより、閉店に追い込まれつつある名店の味を守るべく、絶品料理を広める活動をしているお店が新橋にあるんです。

お店の名前は「烏森絶メシ食堂」。JR新橋駅から歩いて2分ほどの、烏森神社のすぐ目の前にあります。

平日のランチ時に伺うと、行列!人気とは聞いていましたが、15人ほど並んでいました。

並んでいる間にメニューを決めておきます。並ぶのは、“絶メシ”。

“絶メシ”は、地元で愛され、時代の流れとともに”絶やすには惜しい絶品グルメ“(公式サイトより引用)のこと。群馬県高崎市からプロジェクトがスタートし、ドラマ化や書籍化がされ、話題となっています。

「烏森絶メシ食堂」は、プロジェクトと協力し、コロナ渦で経営が苦しくなってしまった日本各地の名店を応援したいという思いから始まりました。売り上げの一部をレシピを提供してくれたお店に還元しています。


店内は1階のカウンター席と2階のテーブル席。みなさん絶品料理に舌鼓を打っていました。

この日注文したのは、千葉県木更津市に店を構える「大衆食堂とみ」の『ポークソテーライス』(税込1,580円)。

この圧倒的なボリューム!見るからに濃厚そうなタレがまた美味しそう。

さっそく一切れ持ち上げてみると、この分厚さ。店主であるとみさんが、お客さんを笑顔にしたいと、どんどん分厚くなったんだそう。かじってみると豚肉の旨みと甘みがじゅわっと染みだし、口いっぱいに広がります。肉の食感をしっかり感じる噛み応えですが、硬さはありません。脂身もとてもジューシー。またそこに絡む甘辛で濃厚な醤油ベースのタレが、さらに食欲を刺激します。これはもうご飯泥棒!

その濃厚ソースとマヨネーズでキャベツをいただきましたが、またこれが合うんです。キャベツのさっぱりした味わいを、ソース&マヨがしっかりコーティング。フレッシュでありながらコク深い味わいにノックアウトです。

そしてなんと、ご飯がおかわり自由。モリモリ食べたい人には嬉しいサービスですね。

お味噌汁もお漬物も、口の中が豚肉でこってりした時の箸休めにピッタリで、大満足の定食でした。
今回は、新橋にある「烏森絶メシ食堂」をご紹介しました。電車や飛行機に乗らなくても、各地方の絶品料理に出会えますよ。“絶メシ”に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
▶店舗情報
【店名】烏森絶メシ食堂
【場所】東京都港区新橋2-15-5
【営業時間】火〜土/11:30~15:00(L.O.14:30)
【定休日】日・月・祝日
公式Webサイト
公式X