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宮崎で愛され続ける名物おやつ「蜂楽饅頭」―地元民も観光客も虜にする老舗の味

宮崎の街を歩いていると、ふわっと甘い香りに誘われる瞬間があります。その正体こそ、地元の人なら誰もが知っている「蜂楽饅頭(ほうらくまんじゅう)」。九州では有名で、他にも福岡・熊本・鹿児島にも店舗があります。
昭和の時代から続く老舗のお店で、いまや宮崎のソウルスイーツともいえる存在です。休日ともなれば行列ができ、差し入れやお土産としても大定番。観光で訪れた方にもぜひ味わっていただきたい、宮崎の誇るおやつです。

平日の朝11時頃に商店街のここだけ、列をなしている

「蜂楽饅頭」とは?

蜂楽饅頭は、しっとりふんわりと焼き上げられた生地に、ぎっしり詰まったあんこが特徴の回転焼き(今川焼き)。
一般的なものと違うのは、その素材へのこだわり。お店の名前にもある「蜂蜜」が生地に練りこまれており、ほんのりとした自然な甘さと香ばしさが楽しめます。

あんこの種類は「黒あん」と「白あん」の二種類。黒あんは北海道産の小豆を使用し、しっかりした甘さと豆の風味が広がります。一方の白あんは、上品でなめらかな味わい。どちらも地元の人たちから長年愛され続けてきました。

実際に食べてみました!


一口かじると、外側はふんわり、中はしっとり。蜂蜜の香りがふわっと広がり、そこにあんこの濃厚な甘さが絡み合います。黒あんはほどよい粒感があり、豆の力強さをしっかり感じられる仕上がり。白あんは黒あんとは違ったすっきり、優しい甘さでどこか懐かしい美味しさでした。

手頃なサイズ感なのに、食べ応えはしっかり。1個でも満足感がありますが、つい2種類を食べ比べしたくなるのも蜂楽饅頭の魅力です。

地元で愛される理由

蜂楽饅頭は「子どものころから食べている味」と語る地元民が多いほど、宮崎の暮らしに溶け込んでいます。
学校帰りに友達と分け合ったり、部活の差し入れで箱いっぱいの蜂楽饅頭が並んだり。そんな日常の思い出と一緒に、世代を超えて受け継がれてきました。

今回は宮崎市中心部にある店舗で購入。焼き立てを手にした瞬間、その温かさに心がほっと和みます。

また価格も良心的で、お財布にやさしいのも魅力のひとつ。観光で訪れる人からすると「このクオリティでこの値段!?」と驚かれることも多いそうです。

宮崎観光の際にはぜひ!

宮崎といえばチキン南蛮やマンゴーが有名ですが、街歩きや観光の合間にぜひ食べていただきたいのが蜂楽饅頭。持ち帰りはもちろん、焼き立てをその場で頬張るのも格別です。

「宮崎に来たら一度は食べておきたい名物おやつ」――それが蜂楽饅頭。
地元の人々にとっては懐かしい味、観光客にとっては新しい発見。そんな両方の顔を持つ一品を、ぜひ宮崎の旅のお供にしてみてください。

店舗情報
【店名】蜂楽饅頭 若草通店
【住所】宮崎県宮崎市橘通東3丁目7-12
【アクセス】宮崎駅から徒歩約10分、橘通沿い
【営業時間】10:00~18:00(売り切れ次第終了)
【定休日】火曜日
公式サイト

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