毎年8月、夏休みの期間に霞ヶ関で行われる「こども霞が関見学デー」。平成11年に始まったこちらは、文部科学省をはじめとする各府省庁などが連携して、所管の業務説明や関連業務の展示等を行う貴重なイベントです。子どもたちに広く社会を知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的としています。今年の開催は8月6日(水)と8月7日(木)の2日間。今回、筆者の子ども(中1娘と小5息子)と農林水産省のブースを回ったので、ご紹介したいと思います!

10時からスタートと聞いたので、9時50分ころに到着すると……すでに100人以上の列!今回初めて来たのですが、こんなに並ぶとは!人気とは聞いていましたが、驚きました。


体験できるプログラムは、事前抽選制のもの、整理券制のもの、いつでも参加できるものの3種類。事前抽選のイベントは参加予定がなかったので、整理券制のプログラムへ急ぎます。(整理券はプログラムにより、配布時間が異なります。)
整理券を無事にゲットして参加したのは「砂糖・でんぷんを学ぼう!」。


こちらのプログラムでは、水に溶かしたでんぷんを袋の上から触ったり、砂糖の粒を顕微鏡で見たりすることができます。

子どもたちは初めて見るさとうきびに興味津々!


ブースを全部見たら、わたあめ作りのご褒美。お勉強した後の糖分は格別だったようです。
整理券のブースは人気が高いため、券がゲットできなかった……という方でも大丈夫!自由参加のブースもとても充実していました。


「水産加工品を知ろう!」のプログラムでは、缶詰や鰹節など水産加工品についてさまざまな展示がされていて、クイズに参加するとお菓子がもらえますよ。さらにアンケートに回答すれば缶詰まで!


子どもたちが大喜びだったのは、鰹節削り体験。削っている間、いい香りが漂います。自分で削った鰹節はお持ち帰り。「ご飯にかけて食べるんだ!」と二人で話していました。
自由研究の参考になりそうなブースもありました。「お家で簡単!知ってわくわく自由研究」では、自由研究の参考になりそうな展示がされているほか、“ぷにぷにカプセル”というものを作ることができます。


“乳酸カルシウム水溶液”が入ったビーカーに、絵の具で色がついた“アルギン酸ナトリウム水溶液”を少しずつ落としていきます。

するとこんなに可愛らしい“ぷにぷにカプセル”が完成!いいお土産になりました。



他にも、人気キャラクターのサザエさんと一緒に貝を使ったワークショップが行われたり、シミュレーターでドローンを飛ばしてみたり、キノコの人気投票に参加したり。遊びながらも畜産や水産、農産などのついて学べる体験や展示が盛りだくさんでした!私たちが普段よく口にする物、身近な物の情報が多く「よく知っていそうで知らなかった!」、「なるほど!」と勉強になりますよ。
来ている子どもたちは小学生が中心でしたが、未就学児も中学生以上でも十分楽しく学べる内容となっています。子どもから大人まで楽しめること間違いなし!明日も開催されているので、興味がある方は行ってみてくださいね。また、毎年開催されていますので、今年行けなかった方は来年をお楽しみに!
▶イベント情報
農林水産省「こども霞が関見学デー」
【住所】東京都千代田区霞が関1-2-1
【開催日】2025年8月6日(水)、8月7日(木)
【開催時間】10:00~17:00(最終受付時間16:00)
文部科学省公式イベントサイト
農林水産省公式イベントサイト