【花が知りたい!】に立ち寄っていただき、ありがとうございます。こちらの記事では「街に咲く季節の花の名前を知っていたらいいのにな~」とふと思ったニュースネクスト編集部の1人が、写真とともに花の名前や特徴などなどを紹介していきます!今回は「ユキヤナギ」。

こちらが「ユキヤナギ(雪柳)」です。バラ科シモツケ属。東北地方南部から九州にかけて分布しているといわれています。花期は4~5月で公園樹や庭木として植えられることが多いので、今の季節には、最近開花している姿を見た!という方も多いかもしれません。


シダレヤナギのようにゆったりと垂れた枝に小さく白い花が隙間なく咲いた、まるで雪が降りつもったような美しい姿に加え、葉もヤナギ類に似ているということから「ユキヤナギ」という和名がついたそうです。小さな花が連なる様子は、遠目から見ても近づいて見ても魅力的です。
また、ユキヤナギの別名は「コゴメバナ」。小さく白い花がぎゅっと集まっている様子を小米(割れた米粒)に見立てて、この別名がつけられたそう。花びらは4~5mmほどですが、びっしりと集まることでそれよりも小さい印象を持つのが不思議ですね。


葉先はするどくとがっていて、葉の向きは揃わずにばらばらと伸びています。また、葉のふちをよく見てみると、大体真ん中あたりからから葉先にかけて、細かいのこぎりの歯のようなギザギザ(鋸歯)が確認できます。

ユキヤナギは、同じ時期に咲く桜やミモザなどの樹々に比べると派手さはありませんが、見ていると気持ちが落ち着くような穏やかな美しさを持っています。改めて観察してみることで、春の暖かい日にも、肌寒い日にも馴染むような雰囲気があると感じました。1~2mの低木ということで、大人の目線であれば少し下の方に樹木の姿を確認することができます。公園や街中で白く細かい花が咲いているのを見つけた際には、ぜひ注目してみてくださいね。
【花が知りたい!】vol.10は「ユキヤナギ(雪柳)」でした。引き続き、不定期で街に咲く季節の花を紹介していきたいと思います!
参考にした文献
林 将之(監修).ネイチャー・プロ編集室(編著).葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑.初版.ナツメ社.2014
mizu
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vol.6:真冬に咲く「サザンカ(山茶花)」