デジタル社会となった現代でも、様々なシーンで使用する文房具。今だからこそ、環境にも配慮したこだわりのあるものを手にしたいですよね。
今回は、ファッション性が高くサステナブルな最新文具たちをご紹介。どれもシンプルで使いやすいデザインなので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
「Kept」から新シリーズ登場「Kept Standard Label」
1989年に誕生し、ペンケースやバインダー、ブックバンドなど時代に合わせアイテムを変え、学生の間で愛されてきたステーショナリーブランド「Kept」。そのKeptから、新しいシリーズ「Kept Standard Label」が誕生します。2024年8月中旬から、全6アイテムが順次発売となります。
「Kept Standard Label」は、従来のテーマやシンプルなデザイン、機能性はそのままに、EVAや再生ポリエステルなど環境に配慮した素材を使用し、かつてKeptを使ってきた人へ向けた商品ラインアップとなっています。
モバイルバッテリーを収納したままスマホが充電できるコード通し穴がついた「ガジェットケースM」や、マウスパッドとしても使える「マウスパッドバインダー」など、それぞれのアイテムは機能性も抜群。カラーリングもカジュアルすぎない淡いトーンで、幅広いシーンで使いやすいデザインとなっています。ケース類は中がほどよく見えるのも嬉しいですよね。
他4アイテムなど詳細は「Kept」公式のInstagramをご覧ください。
端材をアップサイクルした『革のホッチキス』『木のホッチキス』
マックス株式会社の脱プラスチックなど環境に配慮した文具シリーズ「Re:max(リマックス)」からは、2024年6月25日に『革のホッチキス』と『木のホッチキス』が誕生。同社のホッチキスに「革」と「木」の素材が採用されるのは初めてのこととなります。
こちらの2製品は、材料となる端材を提供する企業との共同企画。カバンや家具制作の過程で出る端材をアップサイクルし、職人の熟練の技術により、手作業で仕上げられています。
『革のホッチキス』には、カバン産業が盛んな地域である兵庫県豊岡市にてカバン制作を行う「Maison Def」で常時使用されている良質なトリヨンレザー(牛革)を使用。斬新な色やトレンドカラーで展開され、構造材と装飾を兼ねているリベット(締結部品)がデザインのアクセントとなっています。『木のホッチキス』は、岐阜県高山市の「木と暮らしの制作所」から端材提供を受け、同市で木材を活用したアイテムを制作している「kochi」の職人がホッチキスの本体カバーを制作。飛騨高山の森から採れた広葉樹を用い、職人が一つひとつ丁寧に仕上げたことにより、木の温かみが感じられる質感となっています。
購入はマックスの直販サイトから。また、今回登場した革と木のホッチキス以外にも、その時々の端材を活用し、様々な素材を使用したホッチキスが制作される予定なのだとか。楽しみですね。
リサイクルレザーを使用したサステナブル文具シリーズ「CleLe」
最後にご紹介するのは、ナカバヤシ株式会社から誕生するサステナブル文具シリーズ「CleLe(クルレ)」。発売は2024年9月下旬となりますが、8月下旬よりロフトにて先行発売されることが決定しています。
「CleLe」は、革製品を製造する際に出た革の余りや破片などをアップサイクルしたリサイクルレザーでつくられた環境にやさしい文具シリーズ。「CleLe(クルレ)」という名前は、リサイ“クルレ”ザーからネーミングされているそうです。
商品ラインアップは、フラットケースA5/B6、ペンケース、スプリングポーチM/Sの5種類。いずれも本革製品と同じく、長く使うほどに味わいが深まり、経年変化を楽しむことができます。革製品ならではの高級感もあり、お出かけやビジネスなどシーンを問わず使用することができますよ。
製品の全ラインアップは、ナカバヤシ株式会社の公式サイトをご覧ください。
今回は、大人こそ手にしたいファッション性が高くサステナブルな最新文具たちをご紹介しました。いずれも機能性とデザイン性を両立させながら、環境にも配慮されているのが嬉しいですよね。長く付き合える文具たち、ぜひ愛用してみてください。