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「kome-kami BOX」発売!お米をアップサイクルした新技術で継ぎ目なしの紙パッケージ

株式会社ペーパルは、食べられなくなったお米を活用した紙素材「kome-kami」ブランドの新商品として、新技術で継ぎ目ゼロと滑らかな表面を実現した紙パッケージ「kome-kami BOX」を2023年4月に開発し、2023年6月から販売を開始する。

(引用元:プレスリリース、以下同)


kome-kamiとは

廃棄される災害用備蓄食品の加工米や加工流通段階で排出されるお米を活用して、素材の売上の1%をフードバンクに寄付することで、食品ロス問題の解決を目標としている。
江戸時代まであった紙にお米を活用する文化を受け継いだ素材となっている。

最新技術を用いることで実現した継ぎ目の一切ない美しい芸術作品のようなフォルム

お米を細かく粉砕したものとパルプを一体化した素材を、特殊な方法で金属型に均一に伸ばし、次に圧力をかけながら一気に乾燥させることで継ぎ目の一切ないスムースな表面の形状が作られるようだ。kome-kami BOXはこの製造方法によって従来の紙製品とは一線を画す滑らかなフォルムを実現。

kome-kami BOX用途

A5サイズの為、アイデア次第でどんな用途にも使用可能。
小物入れや、ギフトボックス、お菓子のパッケージなどに最適。
箔押しやフルカラー印刷も可能となっている。

フードロス削減を応援するだけでなく、すべて紙でできているため脱プラにも繋がるそうだ。2023年6月より卸販売を開始予定とのこと。

kome-kami誕生背景

同社では、日本全体で年間646万トンにもおよぶフードロスが問題となり、フードバンクなどと連携したりして活用を模索しているけれど、全てが活用しきれるわけではないという現状を、社会的なコストを価値あるものに変換し、売上の1%をフードバンクに寄付。また、江戸時代までは紙の原料にお米が使われていましたが、古くからある「もったいない精神」を広めることで行動変容を促すこともあわせて、フードロスを削減を目指している。

同社は1890年(明治23年)に奈良で創業。2008年にFSC®/COCを取得して以来、「紙」という循環可能な素材を社会に提供し、脱プラスチックを視野に入れた素材の啓発活動を行うことで、SDGsへの取り組みを推進している。SDGsの取り組みをさらに拡大させるため、2020年4月より、フードロス問題の解決を目指すための素材「フードロスペーパー」の開発を行うプロジェクトを行い、これまで「kome-kami」や「クラフトビールペーパー」、「momi-kami コートボール紙」、「vegi-kami にんじん」などを開発している。

株式会社ペーパル
https://www.pepal.co.jp/
kome-kami BOX公式サイト
https://foodlosspaper.com/kome-kami-box

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