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“仏像好き芸人みほとけと行く見仏日帰りツアー”に参加して楽しく歴史を学ぼう

お笑いタレント・芸人として活躍するみほとけさんと旅行会社 阪急交通社さんのコラボレーション企画である“見仏ツアー”が2023年末に開催されました。

みほとけさんといえば、様々な仏像になりきる「仏ものまね」を得意としており、その完成度の高さと仏像愛に溢れたクオリティから“仏像芸人”として仏像の魅力を日々発信しています。

そんなみほとけさんが考案する仏像巡りツアーが開催されると知り、旅行好きの筆者が参加してきました。

“仏像”が旅行の目的となるユニークな企画の内容を参加レポートとしてご紹介します!

ツアーは丸一日徒歩で散策するタイプのため天候が心配でしたがこの日は有難いことに、日差しが暑いくらいの冬晴れ!

京王線 布田駅が集合場所となり、そこから寺と神社をいくつか観光して深大寺を目指します。

まずは、深大寺と同じ満功上人が創建した「祇園寺」。

古くから、深大寺のある標高の高い地域を山、祇園寺のある平野部を里と捉えると、祇園寺は古くから“里の守り神”のような役割があったのではと考えられているそうです。

※祇園寺の堂内は通常は非公開/拝観可能日については祇園寺までお問い合わせください

境内には本堂のほかにも閻魔堂があります。江戸時代に閻魔信仰が流行ったことから、東京都内にもいくつか閻魔堂があるとのこと。

祇園寺の閻魔堂は中の十王像は向かい合っていて、閻魔様が真ん中にいる作りとなっていましたが、十王像は通常、並んで配置されるため向かい合っているのは珍しいとのこと。さらに通常、閻魔大王は地蔵菩薩と一緒にいます(閻魔大王は地蔵菩薩と表裏一体の関係で、地蔵菩薩の変化した姿が閻魔様です)。しかしここで閻魔大王と一緒にいるのは大日如来。これはとても珍しいことのようです。

この豆知識は境内を自由に散策している際にみほとけさんに質問して教えていただいたことで、ツアー中は気になったことを気軽に話せる温かい雰囲気でした。

また祇園寺には、国内で300体しかいない“鉄仏”があり、なんとそのお姿を拝見できました。

仏様は大きな顔でふっくらしていて可愛らしい印象。大きさは大人の手のひらを広げたサイズ前後…といったところですが、意外にもその重さは3キロくらい。住職さんが確認したところ、中には砂が入っていたとのことです。

鉄仏は、鎌倉時代に一時流行ったそうです。刀は“武士の命”として考えられていたため、鉄で作られる刀と同じく鉄仏にも命宿るもの…として捉えられたのが流行の理由。しかし鉄は大変錆びやすいため鎌倉期以降は作られなくなった…。という現代人が聞いても納得のストーリーがありました。

ツアーでは、イヤホンガイドを身につけてみほとけさんのガイドを聞くスタイルですが、目的地はもちろん、徒歩での移動中も仏像愛溢れるみほとけさんのトークは止まらず、退屈に歩く時間が皆無だったことに感動しました。仏教の時代背景・近辺の古墳について・歴史からみる調布の地について(なぜ畑が多いか)・今まさに歩いている土地の伝説について…など説明していたので、一気にこの地域の知識が増えちゃいました!

こちらは、創建が飛鳥時代まで遡る虎狛神社です。

木彫りの堂は彫刻が細かくかっこよかったです!

こちらの四角い石は虎狛神社の碑で、村の歴史や神社の由来などが記されているとのこと。当時、四角い石に文字を掘ることは容易ではなかったが、それほどまでにして残しておきたかったという当時の人々の想いがあるそうです。

さて深大寺に到着しました。

深大寺は、東日本最古の国宝仏「釈迦如来像(通称:白鳳仏)」がお祀りされていて、東日本最大級の厄除大師として知られています。

本堂、釈迦堂、元三大師堂のほかにも、幕末に再建された台所棟「本坊旧庫裡」や参道にそびえる大きな山門など見どころが満載。

2023年は紅葉が例年よりも遅かったおかげでタイミングバッチリの良い写真も撮れました。

メインの深大寺見学の前に昼食をとります。

深大寺はお蕎麦が有名ということもあり、参道にはたくさんのお蕎麦屋さんが並びます。

美味しいお蕎麦とたっぷりのおかずで大満足の昼食でした。

参道にはお蕎麦屋さんのほかにも、お土産が売っていたり、食べ歩きが楽しめるフードが売っていたり、旅行気分を味わうことができます。

そして今回のツアーの特別企画として、秘仏・元三大師坐像が鎮座する元三大師堂へ参拝し、僧侶とともに般若心経の読経を行います。その後、住職から深大寺にまつわる解説を聞いたり、普段は非公開の宝冠阿弥陀如来坐像を前に参拝したりと盛りだくさんの内容!

みほとけさんだからこそ実現した特別企画。有難い体験でした。

最後は国宝 白鳳仏への拝観で締めとなりました。

度々みほとけさんが住職へ、素人が聞いてもわかるように質問してくださり、ありがたい場面が多々ありつつ、自分が想像するよりはるか昔から深大寺の歴史があったことに驚きでした。

また今回は特別拝観が行程に組み込まれていて、普段では体験できないことも旅行会社のツアーであれば可能になるのも魅力のひとつですね。

拝観後はそのまま深大寺にて解散となりましたが、最後にはみほとけさんと写真を撮れて、参加した感想を直接伝えることができ、大満足の一日でした。

こちらの経本は、深大寺にて僧侶とともに般若心経を読経した際にいただいたものです。良い旅の良い思い出になりました。

そしてなんと、全3回のシリーズが大好評ということで2024年3月以降もみほとけさん×阪急交通社さんのコラボ企画が続くそうです!

3月出発の鎌倉編、4月開催予定の横須賀編ともに、現在満席のためキャンセル待ちとのこと…!大人気ですね!
キャンセル待ちでの申し込みは可能となっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

詳細:https://www.hankyu-travel.com/tour/detail_d.php?p_course_id=3A005&p_hei=10

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